いなりずし・いなり寿司・稲荷寿司・Inarizushi
おうちのいなり寿司
なにか新しい稲荷寿司が作りたくて作りたくて
日々悶々としていた頃の色々な稲荷寿司。
熱々お出汁でいただくホットいなり
岡田大介考案 いなり寿司だし茶漬け
【基本的ないなり寿司のレシピ】
材料
(いなりの味付け)
油揚げ 6枚
水 300ml
醤油 45ml
黄金糖 50g
(いなり寿司専用合わせ酢)
米 1合
酢 35ml
塩 2g
作り方
寿司飯用のご飯を炊く。
その間に
酢と塩のみで合わせ酢を作ります。
お鍋にお湯を沸騰させたら油揚げを丸ごと入れる。
2分ほど茹でて油抜きをして
ザルにあげて冷まし
両手で挟んでしっかりと水気を絞って半分に切っておく。
油揚げを茹でた茹で汁は捨て、そのお鍋に
水、醤油、黄金糖を入れて中火にかける
煮立ったら
切った油揚げを入れる。
煮汁が半分くらいになったら、
油揚げを全てひっくり返して
落し蓋をし煮ムラがでないように焦げないように注意しながら
水分がなくなるまで煮たら火を止める。
酢飯を詰める際に油揚げを取りやすいようにさらに並べておく。
油揚げを広げて酢飯を油揚げの角にもしっかりと詰まるようにグッと入れる。
形を整えたら、
油揚げの切り口を下にして盛り付けたり、
敢えて、切り口側を見せて、完全に閉じないいなり寿司にしてみたり、
表裏をひっくり返して、裏いなりにしても、舌触りが変化して美味しいです。
油揚げが甘い分、酢飯には砂糖を入れず
酸っぱめの酢飯にすることで、甘いお揚げと味がなじみます。
冷蔵で2,3日
冷凍保存も可能
いなり用油揚げは少し皮が厚いものがオススメです。
油揚げが破れやすい場合は油抜き前に麺棒などを転がしておくと
袋が広がりやすいです。
油抜きは熱湯をかけ回すだけだと、煮ムラの原因になるので、
しっかりと茹でたほうがいいです。
関東の油揚げは長方形で大きいので、それを半分に切って
酢飯を半分ほど詰めて、袋の余った部分は折り返す作り方が主流です。
関東のいなり寿司は俵型で『いなりずし』と呼び
中身は酢飯のみの場合が多いです。
油揚げの味付けは濃いめで、ごはんが見えないように包まれています。
関西の油揚げは正方形(小揚げ)を斜め半分に切って三角形にして
酢飯を詰め込みますが、油揚げが小さいので口が閉じません。
関西のいなり寿司は三角形で『おいないさん』と呼び、
具に刻みごぼう、ひじき、ゴマ、人参などが入っていたり
油揚げの煮汁を酢飯に混ぜていたりしますが、味付けも色も薄めです。
完全に包まず、底を見ると酢飯が見えます。
入れると美味しい具材は
・ゆずの皮
・炒りすりごま
・刻みガリ
裏返しのいなり寿司
油揚げをひっくり返して使うことで、
酢飯を詰める際、外側が油で滑りづらく、
また、内側はスルリと酢飯を詰めやすいのも特徴です。
六本木の『おつな寿司』さんのスタイルは
テレビ業界のお弁当、差し入れなどで
『裏番組を食べるぞ』という願掛けいなりの意味合いがあるそうです。
江戸時代末期に近藤つなさんによって考えられたそうです。
助六寿司
由来は、歌舞伎『助六所緑江戸桜(すけろくゆかりのえどさくら)』の主人公の助六さんから。
助六さんの恋人は揚巻(あげまき)さんという美味しそうな名前の花魁(おいらん)さん。
揚げを油揚げ(いなり寿司)、巻きを(海苔巻き)になぞらえて、
これら2種類を折り詰めにしたものを
江戸っ子が助六寿司と呼ぶようになったそうです。
うどん県の香川県でうどん屋さんに入ると
大概、三角いなり寿司が並んでいます。
すし と書いてあるのが、稲荷寿司のことです。
天ぷらなどの揚げ物類とは別のオプションとして
うどんと稲荷寿司を両方楽しむ方が多くいらっしゃいます。
香川県は西の文化ですので、三角形。
底から少し酢飯とかんぴょうが見えます。
宮城県石巻市雄勝町 追波や(おっぱや)
こちらは、福岡県の塚本さんのいなりずし
底を覗くと酢飯が見えます。
西側のいなり文化ですね。
【鶏そぼろのいなり寿司】
多くの方に好まれる味わいです!
【スジアオノリのいなり寿司】
乾燥スジアオノリ、もう少し多めに入れても良さそうです。
混ぜ込みは食べやすいですが、
可能なら、後のせのほうがインパクトはさらに強くなります。
【いなり寿司の細巻き】
いなり作りを手伝ってくれた次男(小3)
意外と詰めるの難しいんだねって体感。
シーベジタブルの柚子ひじきいなり
生姜ひじきいなり
指宿のかつおでんぶとすじあおのりのいなり
シーベジタブルのすじあおのりとゆかりのいなり
柚子ひじきいなり
生姜ひじきいなり
指宿かつおでんぶとすじあおのりのいなり
シーベジタブルのすじあおのりとゆかりのいなり
食後は、次男自身が三角いなりになって遊んでおりました。^^;
【よだれいなり】