今週、1週間は 水道ギャラリー が『妖怪食堂』 になります。
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様々な妖怪作家さんによる、
妖怪グッズの展示販売も開催中です。
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併設している suido cafe では
3/3(日)に城ヶ崎沖の定置網に入ってしまった
400kgのミンク鯨を酢飯屋の魚担当 長谷川大樹氏が一日かけて解体しました。
そして
生で食べられるクジラをユッケ丼に仕立てました。
①『妖怪 化け鯨(ばけくじら)のユッケ丼 ¥1,200』
【化け鯨のユッケ丼】
妖怪食堂の前日に突然電話が鳴り響いた。
「ミンク鯨が定置網に入ってきたぞ!」
鯨は現在では捕鯨調査のためでしか捕れないため、
非常に貴重であり、生のクジラは市場にもめったに出回ることはない。
現代の「化け鯨」といえるだろう。
これを妖怪食堂では贅沢にも妖怪ランチとして提供する。
余談であるが仕入れの際に、
漁師に、鯨をランチに使うと言ったところ
「えっ!?ランチに使うの?」と驚かれたそうだ。
それぐらい貴重なもののということであろう。
②『鵺(ヌエ)のカレー(一目連 -いちもくれん- のせ) ¥1,000』もご用意しております。
(チキンカレーに生卵をのせますので、苦手な方はおっしゃって下さい。)
【鵺のカレー(一目連のせ)】
鵺(ヌエ)とは顔は猿、狸の胴体、手足は虎、尾が蛇の恐ろしい姿をした妖怪であり、
「ヒョーヒョー」という、鳥のトリツグミの声に似た大変に気味の悪い声で鳴いたと伝えられている。
この意が転じて、得たいの知れない人物をいう場合もある。
元来、鵺とは夜に鳴く鳥のことであり、この鳥の正体が現在ではトラツグミとされている。
この鳥のさみしげな鳴き声は平安時代ごろには不吉なものに聞こえたことから凶鳥とされ、天皇や貴族達には
鳴き声が聞こえるや、大事が起きないように祈願したという。
また、一目連(いちもくれん)とは諸説あるが本来は片目が潰れた竜神であり、天候をつかさどる神ともされている。
今回は suido cafe 名物のチキンカレーを上記のように現代ではトリツグミが正体といわれている鵺をモチーフに
しているがそれだけではあまりにも気持ちが悪いので一目連をトッピングに添えてみた次第である。