それは一つの渦から始まる物語。
一滴の墨が生み出す小さな渦が、
大きな大きな世界を創り出しますように。
【日時】2017年9月23日(土)〜10月1日(日)
11時00分〜17時00分
【会場】水道ギャラリー
【作家】平野燿華
【作家ホームページ】http://www.toshoka.com/
【作家在廊予定日】
9月23日(土祝)終日
9月24日(日)終日
9月25日(月)10時〜13時
9月26日(火)11時〜16時
9月27日(水)不在
9月28日(木)11時〜16時
9月29日(金)11時〜16時
9月30日(土)終日
10月1日(日)終日
彼女が創り出した小さな渦が
大きな渦に変わっていく様を
僕は実際に経験させていただきました。
その渦は、人生をより良い方向へと導いてくれるものでした。
今回展示の書家 平野燿華さんは
弊社の主要業態である寿司屋『酢飯屋』のロゴを
書いて下さった方です。
沢山の書家さんがいる中で、
大切な屋号のロゴを彼女にお願いしたのには、理由があります。
酢飯屋のコンセプトの一つでもある、
【『本質』の定義は『原点』】
取り扱うもの全て、
生産者さんのもとに足を運び、
学び、確認し、お取引を決めるという
この『食材の旅』を始めたのは2004年、25歳前後。
はじめの頃はアポ無し、突撃系、運任せの旅を楽しんでいましたが、
旅を重ねるごとに気がつきました。
これだけ沢山の行きたい場所があるのに、
限りある旅時間を適当に使っている場合ではない。
No Planが旅の醍醐味だと思っていたので
そのモードに切り替えるまで少し時間がかかりましたが、
『行きたかったところに行けなかった。』
とならないようにするためには仕方がないです。
人生の時間は有限。
話を戻します。
しっかりを予定を組んで、現地での目的も決めて、
現場を見せていただきながら
生産者さんとお話して、時には手伝わせていただく。
そして、一緒にご飯を食べる。(または、お酒を交わす。)
そんな機会の最初の舞台となったのが
宮城県本吉郡志津川町、現在の南三陸町です。
牡蠣の養殖業をしていた漁師の遠藤勝彦さんとの出会いが
『真の食材探しの原点』。
その遠藤さんの娘さんが
今回の書家、平野さん(旧姓遠藤さん)になるわけです。
だらだらと書きましたが、
話、繋がってますかね?(^▽^)
東日本大震災で養殖施設を流された遠藤さんは
牡蠣漁師を引退されてしまいましたが、
あの時遠藤さんからいただいた目に見えない何か、
心打つ嬉しい幸せな気持ちが『食材魂』なのだ。
ということに気が付いたのは、その10年以上あとの話。
震災後に、筆をとれるようになるまでは
しばらく時間がかかった。
という彼女の言葉からもわかるように、
彼女が書く文字や線には
『適当』という言葉が全く当てはまりません。
是非、作品をご覧いただき
それぞれに感じていただけましたら幸いです。
作家在廊日には、皆様の好きな文字や言葉を
目の前で書いて下さる機会を設けております。
※色紙(1枚 5,000円)
また別途
ロゴ、題字、社是など筆文字に関するあらゆることをお願いすることも可能です。
今回のテーマである『渦-うず-』を
どうぞお楽しみにしていてくださいませ。
「知足」足るを知る。
今の生活が不満なわけじゃないけど、何かが引っ掛かる。
そんな人のおうちの玄関に飾ってほしい作品。
きっと新たな波が押し寄せます。
(額装サイズ440mm*360mm。)
「遷移」
いつもの思考のもとから飛び出せば、見える世界、
すなわち
今「在る」世界は一瞬にして変わっていく。
人生を面白い方向にググッと変えていきたい方の
書斎におすすめの作品です。
(額装サイズ727mm×545mm)