写真:三木麻奈
酢飯屋を創設して13年。
法人化してからあっという間に5年が経ちました。
皆様には『地道過ぎるほど地道だ』と良く言われますが、
自分達も地道を心がけて地道に頑張っております。
等身大よりちょっと背伸びで
これからも地道に寿司の道を進んでいこうと思います。
5周年記念パーティーは
人数限定で、着席お食事スタイルで自分たちの想いを
お伝えできたらと思います。
【日時】
2016年6月5日(日)
〈1部〉12時〜14時30分
〈2部〉18時~20時30分
※どちらも内容は同じです。
【場 所】
『酢飯屋』 文京区水道2-6-6
【最寄駅】
地下鉄 有楽町線 『江戸川橋駅』 4番出口から徒歩3分
【会費】
各回 10,800円(お食事、ドリンク飲み放題込み、税込、お土産付き)
【お品書き】
・食材魂のお通し
・僕たちが釣ったお魚の刺身
・千歳という牛さんのたたき
・握り寿司と郷土寿司 合計8種
・汁物
【定員】
1部・2部ともに20名さまずつ先着とさせていただきます。
【当日の様子】 撮影:遠藤宏
店舗外観
元々はお豆腐屋さんだったこの店舗兼一軒家の
右側が酢飯屋とsuido cafe。
左側が水道ギャラリーと神楽市場。
2階はVIPルームと事務所。
として8年ほどお世話になりました。
株式会社鎚絵(つちえ)の職人 大野浩介さんに製作、取り付けしていただいた
suido cafe と 水道ギャラリー のネームプレート。
様々な催しが行われてきた水道ギャラリー
神楽市場のこだわり食材商品ラインナップも年々充実してきました。
和歌山県 那智勝浦のお酢の醸造元 丸正酢醸造元の小坂さんから立派な胡蝶蘭が届きました。
おかげさまで文字通り華やかなパーティーとなりました。
大切な日には、必ず着物でお出迎えのスタッフ有馬朱美。
左から
岡田聖也-せいや-(28)、岡田大介(37)、大山浩輝(20)、松田樹生(17)
有馬朱美も加わりパチリ。
松田樹生は高校3年生。
時間を見つけては、酢飯屋に修行に来ております。
志がはっきりしています。
酢飯屋のロゴ入りお猪口。
いつかつくってみたかったやつシリーズ。
パーティー準備に向けて真剣な面々。
自分たちで丁寧に釣り上げてきた魚を、最後まで丁寧に骨抜き。
会場セッティングも無事準備完了。
常に、神様に見守っていただいております。
いつもありがとうございます。
酢飯屋の酢飯も準備完了。
アカアジを笑顔で切りつける岡田聖也。
コップ、箸置き、小皿、しょうゆ差し、これから出てくる器たち。
全ては魂を込めて作られた若手作家のものを中心に
全て違う器でおもてなし。
個性がたくさん集まっています。
この日の二階は、休憩室に。
階段の趣とも、そろそろお別れです。
飲食店なので北向きの店舗。
夕方から西日が斜めに入ります。
20歳と17歳がお通しを盛り付けます。
香港の有名店『GODENYA』の五嶋慎也氏の奥様 五嶋亜由美と
香川県が生んだ雑学王 有馬朱美。
この欄間は、酢飯屋 江戸川橋OPEN当初に
笑うキモノ生活 『たまのり』の橋詰典子さんにいただいた
たくさんの種類の帯を色バランスを考え僕が仕上げたもの。
これは移転先の店舗にも持っていこうかな。
今回の記念パーティーの乾杯は
日頃よりお世話になっております。
三洲三河みりん 角谷文治郎商店さんの三河二段仕込み梅酒で。
食材魂のお通し
・岩手県大船渡市 綾里-りょうり- のメカブ 土佐酢漬け
・川崎市 柿生でみんなで掘ってきた破竹
・愛媛県岩城島ぽんぽこらんどの古崎さんからのお祝いの甘夏
・岩手県盛岡市 佐々恵農園さんのキュウリを第一酵母さんのみかん酵母で漬けたぬか漬け
たかがお通しの中にも
数多くの生産者さんとその方々の魂が込められております。
いよいよ
株式会社酢飯屋 会社設立5周年記念パーティー始まりました。
板前メンバー4人全員で始まりのご挨拶です。
最初の15分は 岡田大介より 酢飯屋のコンセプトのひとつでもある
【食材魂-しょくざいだましい-】についてのプレゼンテーションです。
その間、厨房では、お刺身盛りの盛り付けです。
白身と赤身を合わせたような味わい。
ロゼ色の身質のハチビキは五島列島より。
器:田村一
僕たちが釣ったお魚の刺身盛り
・三浦半島沖で丁寧に釣り上げたアジを酢締めにしてご用意いたしました。
・ハチビキに彩りを助けていただき
・鳴門のうず潮ゴリゴリわかめ
・自家製ガリ
・『千歳』という牛さんのたたき
群馬県渋川市 恵美さんが育てた牛さんEmeat
・お塩は福岡県糸島の『またいちの塩』
・コショウはカンボジアの倉田さんの完熟クラタペッパーを挽きたてで
岩手県盛岡市 佐々恵農園のイタリアンレタス。
・香川県 小豆島の山田オリーブ園さんの有機オリーブを半年塩漬けにしました。
・器 北川チカ
握り寿司と郷土寿司 合計8種
まずはそれと別に、酢飯屋の酢飯の味をあじわっていただきました。
・山形県 遊佐町 伊藤大介さんの ササシグレ
・京都府 宮津市 飯尾醸造さんの純米富士酢
・福岡県糸島の『またいちの塩』
・器 二階堂明弘
お寿司は手で握るもの。
この手から目に見えない気を出してお寿司に注入しております^^。
その気を食材魂に掛け合わせます。
・秋田県 八峰町 山本太志さんのヒラメに
・静岡県 伊豆市 三枝園のわさび『伊豆かおり』の茎の塩漬けをそえて
・器 竹下鹿丸
高知県 宿毛市の郷土寿司 『キビナゴのおから寿司』
・器 竹下鹿丸
そしてなんと、今回の記念パーティーのために
滋賀県高島市 総本家 400年鮒寿し『喜多品-きたしな-』さんから
天然ニゴロブナのふなずしが届きました!!
お客様も大喜びです!
本当にありがとうございます!
少しずつ取り分けてお客様にも召し上がっていただきました!
そして、酢飯屋のエースストライカー寿司
千葉県 銚子のつりきんめ鯛の生粕漬
千葉県山武郡 無農薬黒米 清左衛門握り
・器 竹下鹿丸
神奈川県 三浦半島沖で、僕たちが釣ったイシモチの握りに
大分県 豊後高田のマスタードシードで作った自家製マスタードをのせて
・器 片瀬和宏
・長崎県 五島列島より 赤アジ
・器 森本仁
・赤アジの握り 北海道サロベツ原野の行者にんにく淡色天然醸造醤油漬け(奈良県 片上醤油さん)をのせて
・器 岳中爽果
かんぴょう巻き
・栃木県 上三川町の梁島さんの無漂白かんぴょうを石川県七尾市の鳥居醤油と黄金糖、三洲三河有機みりんで仕上げてあります。
・海苔は佐賀市支所の日本一のくちどけ。
・ゴマは、鹿児島県 喜界島の田向さんの在来種白ごま
長崎県 対馬 アナゴ漁師築城さんの煮アナゴ。
煮詰めと岐阜県 高山の自生山椒の葉で。
・器 小林千恵
僕たちが釣ったアジのお味噌汁
・秋田県横手市 羽場こうじ屋さんの2倍麹味噌
・千葉県銚子市 寺井さんの自然農法長ネギ
・器 岩手県 浄法寺の漆掻き職人であり塗師 鈴木健司
夜の部も無事に終わりました。
2016年4月に出版された書籍
『季節のおうち寿司』に喜んでサインする著者の岡田大介氏
株式会社酢飯屋 会社設立5周年記念パーティーにお越しくださった皆様、
そして、遠方より、お祝いをくださった皆様
本当にありがとうございました。
これからも食材魂に溢れた
酢飯屋ワールドを築き上げていきたいと思います。