第4回目となります一魚一茶。
1つのお寿司に対して、1つのお茶を合わせる。
ただシンプルにそれだけを楽しんでいただく企画です。
酢飯屋からは
10種類の寿司をお出しさせていただきます。
今回、お茶を担当してくださるのは
『八女茶くま園』園主の中谷一美さんです。
一つ一つのお寿司に合わせるために
2人で様々な種類のお茶を合わせて、相性の良いものを選びました。
【一魚一茶の組み立ての様子】は、
こちらにて試飲風景の一部を公開しております。
http://www.sumeshiya.com/blog/2019/05/post-4894.html
【日時】
第4回 一魚一茶 2020年 3月1日(日)12時〜14時(時間厳守)
※時間になりましたらイベントを開始させていただきます。
遅れていらっしゃる方のお寿司はご用意しておきますが、
ペアリング用のお茶はご提供出来ませんことご理解よろしくお願いいたします。
【場 所】
『酢飯屋』 文京区水道2-6-8
【最寄駅】
東京メトロ 有楽町線 『江戸川橋 』駅 4番出口から徒歩3分
東京メトロ 東西線 『神楽坂』駅 神楽坂口1b番出口から徒歩8分
JR 『飯田橋』駅 東口から徒歩15分
【会費】
12,000円(税別)
※お寿司代、お茶代、全て込みです。
一杯目は、Welcome tea ということで、
この季節にぴったりのお茶、『桃花茶』。
70℃で1分、ビーカーで抽出。
お茶碗の中には、桃の花びらをセット。
桃の節句にも合わせた、中谷さんのセンスが光ります。
今回の会のご挨拶とご説明をさせていただき、
桃花茶で乾杯です。
お寿司1カンに対して、1杯のお茶をお楽しみいただくのが、
この一魚一茶です。
お湯がピンク色になるまで、お茶の小枝を煮出しています。
梅、昆布に、小枝から煮出した番茶を注いだ『王服茶』。
このお茶に合わせるお寿司が
生のシバエビの再仕込み醤油漬け
シバエビの殻を炒りすりつぶして、塩と合わせたエビ塩を
酢飯の上に付けてあります。
まずは、シバエビだけを口に含んでいただき
再仕込み醤油によって引き出された繊細な生のシバエビの甘みを
十分に感じとってください。
すぐに飲み込まずに、エビ塩が付いた酢飯を口に入れて
口の中で寿司化してください。
今度は、甲殻類にしか出せない、あの香ばしさが口の中に広がり
シバエビが持つ旨味を2度味わうことができます。
そして、さらに今回はこの王服茶を合わせていただくと、
さらにもう一段階、味の変化をお楽しみいただけます。
次は、ホッキガイの叩き寿司です。
ホッキガイに合わせるお茶は、
氷出しした玉露です。
提供温度は5℃ほど。
貝の旨味成分『コハク酸』と
玉露の旨味成分『テアニン』が合わさり
旨味の相乗効果が生まれます。
次のお寿司に合わせて、
茶畑から摘んできた生の茶葉を直火で焼き始めました!!
焼いた茶葉から煮出した、『焼き茶』です。
きびなごのおから寿司に、リンゴ(紅の夢)ソースをのせたものと合わせます。
キンメダイの生粕漬け黒米握りには
熱めに淹れた紅茶を常温程度に冷ましておいたものと合わせます。
ビワマスケイパー寿司には
点てたてのお抹茶を。
ここでも旨味のある魚に、旨味の強いお茶を合わせていきます。
このあと、
ホタテの握り醤油麹のせには、
燻製紅茶の燗冷まし。
わらづと納豆の手巻き寿司には、
煎茶の浅蒸しを70℃で淹れ、55℃まで冷ましてお召し上がりいただきます。
つづいて、
肉寿司は、エミートの『寿司之介』の肩ロースのローストビーフを
握り、自家製の焼肉のたれを付けたものに
再び、氷出しの玉露を合わせていきます。
アコヤ貝の味噌漬けには
喜界島のケラジみかんの皮の香りが爽やかなケラジ茶紅茶を90℃→60℃で。
最後の煮アナゴの握り寿司には、
煎茶(さえみどり)の氷出し。
寿司屋のあがりに
55℃のほうじ茶で締め茶となりました。
中谷さんのお茶農園は
福岡県八女市(やめし)にございます。
素晴らしいお茶の数々は、こちらからご購入いただけます。
【八女茶くま園】
ホームページ:http://kumaen.net/index.htm
ご参加くださいましたみなさま、ありがとうございました。