硼珪酸硝子という硬質ガラスをランプワークという技法で、
溶かしたり丸めたり伸ばしたり吹いたり固めたりして、
深い海の底に棲まう生きもののすがたを、硝子で表現しています。
時々絵も描きます。
好きな寿司ネタはイクラ。
水の中、森の中をたゆたうような空間を予定しております。
お楽しみしていてくださいませ。
【日時】2020年8月21日(金)〜8月30日(日)
12時00分〜19時00分
【会場】東京都文京区水道2-6-8 水道ギャラリー
【最寄駅】
東京メトロ 有楽町線 『江戸川橋 』駅 4番出口から徒歩3分
東京メトロ 東西線 『神楽坂』駅 神楽坂口1番出口から徒歩8分
JR 『飯田橋』駅 東口から徒歩15分
【作家】oba:oba
twitter:https://twitter.com/obacco
instagram:https://www.instagram.com/obaoba_glasslabo/
【作家在廊日】
8月 21,22,23,27,28,29,30日
会期中は、ギャラリー店舗内の『suido cafe』にてカフェのご利用もいただけます。
《作品の販売についてのご案内》
今回の個展「たゆたうもの」の展示作品のうち、
一部のオブジェ作品等に関しましては、
ご購入の際個数制限を設けさせていただきます。
内容に関しましては、会場にて掲示いたします。
また、上記作品は最終日まで展示させていただきまして、
会期終了後配送とさせていただきます。
アクセサリーや小さなオブジェ等に関しましては、
個数制限はございません。
その場でお持ち帰りも可能です。
今回の展示ではなるべくたくさんの方にご覧いただきたく、
ご迷惑をお掛け致しますが何卒ご理解の程よろしくお願いいたします。
以下、2019年の個展の様子です。
今回、
人気ガラス作家の【 oba : oba (ヲバヲバ)】さんに
お話をお伺いすることができました!
岡田大介
『こんにちは。』
oba:obaさん
『こんにちは。』
岡田大介
『前回は、アクアティックライフ展でのグループ参加でしたが、今回は、水道ギャラリーで初の個展ということでありがとうございます。』
oba:obaさん
『ありがとうございます。』
岡田大介
『早速ですが、oba:oba(オバオバ)さんというお名前についておうかがいしてもよろしいですか?』
oba:obaさん
『あ、別に大した意味はないんですけど、、。。
旧姓が小原(おばら)で、以前勤めていたデザイン会社でそう呼ばれていたんです。ちなみに、高校生くらいまでは、オバちゃんというあだ名で微妙でした。。』
岡田大介
『そうなんですね。たしかに中学生なのにオバちゃんとか、当時は良い気分はしなかったでしょうね。ちなみに僕の小中学生の頃のあだ名は、大根(だいこん)でした。大介だから大根って。。。 なぜか当時は気に入っていました^^; 今思うとちょっと複雑なあだ名ですね。。』
岡田大介
『いつ頃からガラスに興味を持たれたんですか?』
oba:obaさん
『子供のころからガラスのものが好きでしたね。
キラキラしたもの、ガラスの輝きが好きで、ビー玉とかも集めてました。
まさか自分でガラスをやるようになるとは思ってなかったですね。
ゲーム会社に勤めていたことがあって、
デジタルな日々で忙しく、デジタル疲れな毎日を送っていた中で、
何か手作りしたいと感じていました。
そのタイミングで耐熱ガラスの作品が載っている本と出会ったり、
近所にガラス作品を販売しているお店があって、そこで体験のチラシを見つけてすぐに申し込みました。
でもやってみたらぜんぜんできなくて、
悔しくて本気で受講することにしました。』
岡田大介
『幼少期はどんな感じの少女だったのですか?』
oba:obaさん
『一人遊びが好きでしたねー。人形で遊んだり、木の実を拾ってきてその植物の色素で布を染めたり。』
岡田大介
『子供の頃から、草木染めですね!』
oba:obaさん
『あとは、ペンと紙が合ったらいつまででも描いていられるくらい絵を描くことが好きでしたね。今も好きですが。』
岡田大介
『実際にいつからガラスの製作をは始められたんですか?』
oba:obaさん
『2009年7月くらいから、教室で3年くらい
ガラスのアクセサリー作家の先生に基礎を教えてもらいました。
先生がやめるのをきっかけに、これからは自分でやっていこう!
ということで、最初のうちはレンタルしていたバーナーも
いよいよ購入という感じで作家活動を開始していきました。
2011年頃からイベントに出展したり、
知り合いの展示に混ぜてもらったり、
動く分だけご縁が繋がっていって、
徐々に展示する場所をご紹介していただけるようになっていきました。』
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一見、おとなしめの方に見えるoba:obaさんですが、
『やってダメならしょうがない。』『やりたいことは早くやっておく。』など、
会話の節々に感じる熱意や強い意志、積極性、
このあたりの原動力についておうかがいしてみると
弟さんが15歳の若さで病死されていた過去や
作家活動を始めて間もなく友人の突然の死があったりと。
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oba:obaさん
『結局人は死んじゃうから、やりたいことは早くやっておきたいんです。作家活動を意識しだした2011年、東日本大震災の時にも余計に、いつどうなるかわからないから、今やっておこうって。いつガラスが作れなくなるかもわからないし。
会いたい人には会っておいたほうがいい。そういう気持ちでいます。』
岡田大介
『全く同感です。僕も若くして母を失った身ですので、僕の生きるコンセプトも『やりたいことは、やってみる。』です!』
岡田大介
『話を展示に戻させていただきますね。oba:obaさんのこだわりはなんですか?』
oba:obaさん
『自分が楽しいものしか作らない。
出来上がったものが可愛くなければ出さない。というところですかね。』
岡田大介
『出来上がりが悪かったら割ってしまうんですか?』
oba:obaさん
『いえいえ、割ったりはしません。^^;
上手くいかなかったものは溶かし直します。
ガラスを混ぜて玉にして、置物にしたり、
再利用できるのがガラスの良いところです。』
岡田大介
『展示の中に非売品ってものがいくつかあったりしますが、
それはどうしてですか?』
oba:obaさん
『色々な人に見せたいけれど、売りたくないものもあるんです。
でも最終的には誰かのものになるのが実は嬉しいです。^^』
岡田大介
『oba:obaさんの作品にはタコが多く登場しますが、タコの魅力についてお話いただけますか?』
oba:obaさん
『タコの形や動きが製作意欲を刺激してくれます。
色々な形になるから。
色々な色になるから。
それがいいから、それを再現したくなりますね。
でも小さい頃からタコ好きだったかも。
タコの吸盤ばかり食べてた^^。
10代後半の頃の多感な時期に読んでいた
まつむらひろしさんの漫画『あたごおる玉手箱』のタコがちょいちょい出てくる世界観が好きでした。
それがいつの間にか刷り込まれたのかもしれませんね^^
あとは、キノコやシダ植物、深海のものも好きですね。』
岡田大介
『趣味はなんですか?』
oba:obaさん
『今は畑仕事が気分転換ですね。
家の前にある畑で2017年頃から家庭菜園の延長くらいな感じでやってます。
模様替えも趣味で、忙しくなってくるとしたくなっちゃいますね。
あとは、ガラスの作成自体が趣味です。』
岡田大介
『好きなことが仕事になっているパターンですね!』
岡田大介
『次に生まれ変わるなら 男、女、タコ、何がいいですか?』
oba:obaさん
『どれでもいいですね。空気とか水とかになりたいです。』
岡田大介
『!!!!!』
岡田大介
『今後の挑戦してみようと思っていることなどございますか?』
oba:obaさん
『海外に住んだり、海外で展示をやりたいです。
ガラスの本場アメリカや、ヨーロッパだとイタリア、チェコ、ドイツですね。』
岡田大介
『きっと、実現させるのでしょうね!あ、またお客様がいらっしゃいました。今日はお時間ありがとうございました。』
oba:obaさん
『ありがとうございました。』