魚屋さん魚耕（うおこう）主催の特別イベント
「さかなやさんにいらっしゃい！ すし職人と魚を選んでおすしを作ろう！」を開催しました。
【会場】魚耕（うおこう） 荻窪本店
（https://www.uoko.co.jp/shop/011ogikubohonten/index.html）
【開催日時】2022年8月23日（火）14:00～17:00
【集合場所】JR荻窪駅東改札（13:30集合）
以下【当日の様子】です。
こちらは、当日の動画（3:51）
色々な方が撮影した動画をまとめていますので
縦横、明るさ、音量などがそれぞれ違い微調整しておりますが
テキストの位置だけが上手く調整できず。。。
こちらも当日の様子がまた別の感じでご覧いただける動画です。（3:44）
キンメダイのお腹の中はどうして黒いのか？ などお話しています。
JR荻窪駅の改札を出たところで、白衣姿でお客様をお出迎え。
みなさま、時間通りにお越しくださりスムーズに会場へ向かいます。
荻窪駅のショッピングビル「TOWN SEVEN（タウンセブン）」
この地下1階に魚耕（うおこう）荻窪本店があります。
皆様を引き連れて、魚耕 荻窪本店に到着。
「TOWN SEVEN（タウンセブン）」には、
一般のお客様もたくさん買い物にいらしてますので、ご迷惑にならないように注意事項のご説明から。
そして、今回の趣旨である「おすしにして食べてみたい魚を選ぶ」について。
今回、魚耕さんのご協賛で、
なんとどんなお魚でも一つプレゼントしていただけるという特別企画になっていることをお話。
みなさま一斉に歓声が上がっていました！
それでは、おさかな売り場へレッツゴー！
ドドーン！！ と綺麗に並べられた沢山の種類の魚たち。（これもほんの一部です。）
魚耕 荻窪本店を象徴する迫力のあるディスプレイです。
撮影したくなりますよね！＾＾
そしてなんと、ここでお魚のプロが対面販売してくださるのです！
これぞ魚耕！
サービス精神たっぷりのベテラン、山口さんが
元気が良く、動き回るカニを子供たちに見せてくれたり
子供たちが気になった魚は、
すぐに近くで見せてくれてその特徴を魚を持って表現してくださったり。
さあ、子供たち
一体どのお魚を選ぶのでしょうか。
悩みまくっております。
大きなヤリイカを選びましたね！＾＾
他の子供たちは、ホウボウ、メイチダイ、
こちらは、キンメダイを選んだようです！
持ち帰り用にしっかりと氷を入れてくださっています。
キンメダイの産地が書いた札まで、丁寧に入れてくださってます。
ちなみに、魚耕さんで魚を選ぶ際
ウロコと内臓をとって欲しいとか、三枚おろしにして欲しいとか
自分が調理したい魚の最終形状の希望を伝えると、可能な限り対応してくださいますよ！
対面販売の醍醐味ですね。
全員お魚を選んだところで、
皆で魚耕さんにお礼をお伝えして調理室に歩いて移動です。
今回の会場は荻窪駅から歩いて10分ほどの場所にある
「杉並区立 荻窪地域区民センター」
「料理室」です。
長年、綺麗に使用されてきたことがうかがえる年期の入った調理台がいい感じです。
はい！
それでは始めていきますよー。
まずは、キンメダイから！
触ると危険なポイントだけしっかりとお伝えすると
みんな上手に魚を持つことができます。
今回は、丸ごとのサイズの魚の重さを計って、
捌いたあと、
食べる部分だけだと、どのくらいの重さになるのか？
を比較することにしました。
このキンメダイは700gでした。
さらに詳しく、キンメダイの特徴をお話していきます。
後ろで魚耕の佐藤さんが見守ってくださっている安心感。
キンメダイの大きく開く口は、自分は当たり前に思っていても
初めて本物を見る子供たちにとっては、やっぱり『おおお！！』っと、驚きの声があがります。
そして何といっても、金色に光るキンメダイの目を見てもらいたい！
テーブルの上だと、絶妙な角度が子供たちからは見づらいので、
床に置いて、キンメダイを上から覗き込むようにして、
金色に光る角度をそれぞれ探して動き回ります。
『あった！』
『光ってる！』
『本当に金だ！』
など声があがります。
一通り観察が終わったら、まずはウロコ取りから。
バリバリとウロコを剥がしながら、ウロコの取り方のコツなどをお話しつつ、
『ウロコ、触ってみたい人〜？』
『はーい！』
みんな手を挙げます＾＾。
ウロコにも触りたいほどの好奇心。
ウロコでこんなに喜んでもらえるのも嬉しい！
取ったウロコを水で洗い流していきます。
次はキンメダイを捌いていきます。
解体というより、僕の場合は解剖です。
内臓を傷つけないようにお腹側に刃を入れていきます。
包丁の向きを子供たち目線にして持ち変えて、
刃がこのように入っていくんだというところを説明しています。
子供たちが好きなポイント。
お腹を開いて、メスかな？オスかな？
オレンジ色の卵が入ってた！ 『メスだー！』
ここも子供たちが好きなポイント。
胃袋の中には、何か入ってるかな？
消化されていて空っぽだねー。
キンメダイを三枚におろしていきます。
小さいお子様が、『すごーい。プロみたい。』と一言。
『はい！プロです！』 ^^;
すごい至近距離で観察してくれる子供たち
包丁に細心の注意を払って、全行程を見ていただきます。
キンメダイの三枚おろしの完成です。
後ほど、おすし用に切り付けていきましょう！
身だけの重さを計ってみると280g
700gのキンメダイ、身だけにすると280gになってしまいました。
みんなで、頭や骨も大事に食べないと勿体無いね、と意気投合。
キンメダイの頭を持って帰って食べたいので
半分に割ってください！ということで
キンメダイの頭割り。
こうすると、少々気持ち悪くもありますが、頭の中やエラの構造が良くわかります。
次のテーブルへみんなで移動。
このお兄ちゃんが選んだお魚は、「ホウボウ」。
ホウボウの最大の特徴である、綺麗な青いヒレを広げて見せてくれました。
ホウボウという魚は、知っていたけれど
食べたことがない。
どんな味なんだろう？
どんな料理だと美味しいんだろう？
とお母さんたちもすぐにスマホで調べていました。
ホウボウの重さを計ってみましょう！
お！ キンメダイと同じ700gでした。
ホウボウのもう一つの面白い特徴といえば、
この6本の足。
そして、ここに綺麗に収納された背ビレ。
ホウボウの口が下向きに、ここに付いている理由は
砂の中の獲物を捕らえやすくするためだったね！
ホウボウのウロコって、こんなに小さくて細かいんだー！ と驚いている男の子。
ホウボウも解剖してみましょう！
ホウボウのお腹を開いて、
内臓を取り出し、この内臓は何だ？ ホウボウの浮き袋大きいね！など会話が弾み、
頭を落として下処理完了。
『僕、この綺麗なヒレ持ち帰りたい！』
『どうぞ、どうぞ ！＾＾！ 』
ホウボウの三枚おろし。
近い近い近い近い近い！！＾＾；
すごい集中力です。
解剖されたホウボウ
子供も大人も興味津々。
ホウボウの皮引き
さて、ホウボウの身の重さは？ 290g
700gが290gになりました。
子供たちが一斉に、触りたい！と手を伸ばす先にあるこれ、
ホウボウの皮ですよ＾＾；
触りたいんですよね。
どんどん触って、色々感じて欲しいです。
ホウボウの頭は硬いので、内側から少し切れ目だけ入れておいて
割らずにエラだけは外しておきますね。
さて、次のテーブルは？
ヤリイカです！
重さは、320g
ヤリイカの解剖は、著書「おすしやさんにいらっしゃい！」と同じ流れで
進めていきます。
10本の内、2本の長いウデを伸ばして獲物を捕らえるんだったね！
ヤリイカの内臓を抜いて、墨袋を摘出。
ヤリイカを選んだお子様、この墨袋を持ち帰って絵を描くのだそう＾＾！
ここに指を入れて、ヒレを外し、皮を剥いていきます。
内臓を取った後のイカの重さ
ゲソ込みでどうなったでしょう？
320gから280gに。
可食部が多いことがわかり、参加者一同、『イカってお得だねー！』と声が出ておりました。
そして、最後のテーブル。
なんと、選んだお魚は「メイチダイ」！！
ナイスセレクトです！
この日、魚耕に並んでいたお魚の中で、
色こそ地味ですが、ひときわ良い体型をしていて
僕も一番食べたいなーと思っていた、8月の高知県産のメイチダイ。
今日の一押し！という札も付いていた、写真右下あたりのこのお魚。
よくぞ、選んでくれました！！
メイチダイの重さは800g
早速、頭を落としてみると
それだけで包丁に付いた、絶妙な脂。
食べる前から、
すなわち、捌くだけでこのお魚が絶対美味しいとわかるほどの脂の乗り具合。
お魚屋さんでメイチダイを選んだお子様も素晴らしいですし、
大人にもまだまだ知られていない、けれど美味しい時期には絶対食べて欲しい！
そんなお魚をしっかりと最前列に並べている魚耕（うおこう）さん。
要チェックです。
捌いた後のメイチダイ、重さはどのように変化したでしょうか？
800gが340gに。
身以外の部分の有効活用がどれだけ大切かが
計量すると顕著になりますね。
メイチダイの頭も持ち帰ってから調理しやすいように割っておきますね。
さていよいよ、おすしを握っていきますよー！
自分が選んだお魚の味、どんな味だろう？
そして、他のお友達が選んだお魚の味、どんなだろう？
繊細な味の順に、
ヤリイカ
ホウボウ
メイチダイ湯霜
キンメダイ炙り
この順番で食べていきましょう！
ヤリイカを切り付けていきます。
大人の歯に全て生え変わるまで、まだ子供の歯の年齢の場合や
アゴが発達途中で噛む力が足りないなどの理由から
イカは子供たちにとって、硬い食べものの部類に入ると言われています。
噛み切れない、そして、飲み込めない。
なので、可能な限り、噛み切れるように、飲み込めるように
隠し包丁を入れて切り付けしていきます。
ヤリイカの握りずし はたして！？？
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『美味しい！』
いただきました！
次はホウボウをすしネタサイズに切り付けていきます。
ホウボウの握りずし、
みんなで順番に食べていきましょう。
さて、ホウボウの味はどうでしょう？
何も言わなくても大丈夫。
良い顔、いただきました！
メイチダイは、皮に熱湯をかけていきます。
少ししかかけないと皮が固くて食べられないし、
かけすぎると皮がやわやわになって、溶け始めてしまうので
絶妙なかけ加減が大切です。
その後すぐに冷水に入れて、温度を落として身を引き締めて旨味を閉じ込めます。
調理室にある道具で可能な限り美味しくできたらということで、
キンメダイの皮を炙っていきます。
無事、皮目を炙ることができました。
これでキンメダイが皮ごと食べられます。
キンメダイの炙りは香ばしい香りが口に残ってしまってはいけないので
最後に食べることにして、メイチダイの湯霜握りずし！
へい、おまち！
みんな、メイチダイに美味しさに驚いていましたし、
一人のお子様は、自分がこれまで食べてきたすし史上
このメイチダイが一番旨い！と言っていました。
最後は、キンメダイの炙りを切り付けていきます。
やさしく、ふんわりと握って、
最後はみんなで、いただきまーす！
お魚屋さんで魚を選ぶところから、さばいておすしにするまで。
しかも4種類も！
長い時間、誰も集中力が途切れることなく素晴らしかったです！
みんなそれぞれに感じたことを、これからの人生に上手に活かしていただけたら嬉しいです！
小学生の子供たち、親御さん皆様、ご参加ありがとうございました。
企画関係者の皆様もおつかれさまでした。
そして魚耕（うおこう）さん、美味しいお魚をありがとうございました！
【魚耕 荻窪本店】ホームページ
https://www.uoko.co.jp/shop/011ogikubohonten/index.html
【魚耕ホールディングス】ホームページ
https://www.uoko.co.jp/
【魚耕ネットショップ】
https://www.rakuten.ne.jp/gold/uoko-ec/
