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麩市(ふいち)の地がらし

[青果]

『麩市(ふいち)の地がらし』は、
日本古来の素朴で独特の風味があります。
通常の和がらしより匂いも刺激的で辛味も強く
香ばしさがあります。
ほのかに苦味もあります。

からしの種子は油を40%も含有しています。
そのままつぶすとペースト状になるので、
種を粉末にするのはとても困難です。
通常は、からしの油分を脱脂してから製粉という工程ですが、
麩市さんでは、独自の粉砕方法、種は丸ごと粗挽きにします。
そのため粉に茶色と黄色の粒があり、
からしの油成分も失われていません。
からし種は古くから伝わる福井県で契約栽培された希少種を使用しています。

地がらしと熱湯を混ぜ、
すり鉢とすりこぎ棒を使用し、
手早く力を込めてよく練る。
器ごと逆さまにして1時間程そのまま寝かせることで
辛みが増します。

麩市(ふいち)
住所:福井県福井市足羽1-6-18(足羽山・百坂横)
電話:0776-35-0454
ホームページ http://fu-1.com

地がらしの美味しい練り方

【材料】
・地がらし粉 20g
・熱湯(85℃〜100℃) 10cc

すり鉢の中で
地がらし粉と熱湯を2:1の分量で混ぜ合わせます。
出来るだけ手早く力を込めて練ると辛みがしっかりします。

和からしはお湯の温度によって、からしの辛み成分に違いがあります。
普通の和からしの場合は、
水やぬるま湯で練りますが、地がらしの場合は熱湯を使用します。
すり鉢とすりこぎ棒を使って地がらし粉に強い刺激が加わるように
強く手早く回し練る。
目や鼻に非常に強い刺激がくるまで練るのが目安です。
そのまますり鉢ごと逆さまにして
60分以上寝かせて出来上がり。
60分寝かせると、良い辛みになります。

固く練り上がった場合は、お好みに合わせて熱湯で柔らかくする。
練ったからしは、辛み成分が飛んでしまうため、その日のうちに使う。
一応、冷凍保存も可能。