いたちざめ・イタチザメ・Galeocerdo cuvier
[海の生き物]
メジロザメ目
イタチザメ科
イタチザメ属
イタチザメ
日本では沖縄の主に浅い海に多く生息しています。
水族館ではなかなか見られない理由は、同じ水槽の魚を食べてしまうことが多々あるためです。
ちなみに、魚以外にも、鳥、イカ、海亀、イルカまで食べます。
人間を襲うことでも知られています。
流木や、金属類のゴミまで食べて飲み込んでしまうことも。
サメ肌は、楯鱗(じゅんりん)と呼ばれるもので覆われていてとても丈夫な構造、
体を守るのに役立っています。
一部のサメにはまぶたのような働きをする瞬膜(しゅんまく)というものがありますが、
イタチザメにも瞬膜(しゅんまく)があり、魚を襲った時などに獲物が暴れて、
眼を怪我しないように下から上に向かって瞬膜が閉じる仕組みになっています。
瞬膜を持っているのは、メジロザメ目の仲間。
瞬膜が上がると、眼が白くなることから、メジロザメと言われています。
鼻の先にある細かく沢山ある点々穴は、ロレンチーニ器官というもの。
生きものが海中で息をする際などに弱い電流が流れる、その電気を感じ取るための器官。
それを感じて獲物を襲う。
さらに嗅覚が優れているので、血の匂いにも敏感。