いいじまふくろうに・イイジマフクロウニ・飯島袋雲丹・Asthenosoma ijimai
真核生物上界 動物界 後生動物亜界 棘皮動物門 ウニ綱 フクロウニ目 フクロウニ科 イイジマフクロウニ
殻は皮袋状で柔らかいです。
側縁部の棘は淡色で長く伸び、上面の棘は濃赤紫色で白色横帯があり、
短く束状にまとまっています。
ダイビングで人が近づくとその影に反応して、
全部の棘を動かし始める「陰影反応」を見せます。
棘は毒液が入っている袋状膜で覆われ、刺さると注入されます。
刺されると激痛が走り、痺れを伴う疼痛が起こります。
毒は神経毒で、傷口周囲の腫れが広がっていき、
心臓の動悸が激しくなったり、声も出なくなるときもあります。
瞼が大きく腫れ上がることもあります。
和名の由来は、
東京大学に設立された生物学科の第1回卒業生であり、
後に同大学動物学教室の教授となった飯島魁(いさお)先生の名からとっています。
フクロウニのフクロは体が袋状であることから由来しています。
ゼブラガニが共生していました。