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岩手県盛岡市北山「ベアレン醸造所」

[ビール・beer酒蔵訪問]

2013年3月13日
岩手県盛岡市

今では盛岡の地ビールの代名詞ともなっている
ベアレン醸造所。

baeren_entrance.jpg
出典:ベアレン醸造所HP

ビールを愛して止まない男性2人の

「うまいビールをお届けしたい。」

そんな想いから2001年に設立されました。

日本では最古の設備を駆使してビール造りをされている。
そんな噂を聞きつけ、酢飯屋関係者は
盛岡市内のベアレン醸造所を訪れました。

出迎えてくださったのは、
会社創立の2名のうちのひとり
専務取締役・嶌田洋一さん。

ベアレン醸造所 嶌田洋一さん

笑顔が優しい穏やかそうなお人柄の嶌田さん。
でも胸の内側にはビールへの愛情が
メラメラと燃えていらっしゃるのです。

その情熱は、この醸造所が設立されるまでの記録
ブルワリー立ち上げ奮闘記
からご覧いただけます。

さっそくビール工場の中をご案内いただきました。

麦芽を粉砕する機械。
1900年製というこの機械、
まだまだ現役とは恐れ入ります。

モルトミル


麦芽は、ドイツをはじめいろいろな国の
ものを使われているそう。
ここにはカナダやイギリスの麦芽が
山積み。

麦芽


こちらが醸造所の目玉でもある仕込み釜。

仕込み釜

嶌田さんたちが直接ドイツに出向き
買い取り、解体して日本へ運び
盛岡のこの地で再度組み立て直したという
なんと100年前の銅の釜。
日本でこれほど古い設備を駆使して
造るビールはここだけだそうです。

大きな釜の内側では麦汁が仕込まれ中。

釜の内側

嶌田さんが、試飲をどうぞと
コップを差し出してくださいます。
覗き込む岡田の嬉しそうな表情といったら。

麦汁


まだアルコール発酵される前なので、
純粋な麦ジュース。
色はビールですがあの真っ白な泡立ちは
まだありません。

麦汁を試飲。
アルコール発酵前の姿のビールを
いただく機会は貴重です。さてお味は・・・?

ビール特有の芳香も若干ありますが
主に穀物の甘さが口に広がります。濃厚で美味!

麦ジュース

麦汁冷却用の装置。
プールのような広く浅い冷却槽。
ここに麦汁が満たされている中を
泳いでみたい・・・

冷却装置

上から麦汁を流して冷却させる装置も。
初めて見る珍しい装置に唸る一同。

冷却板

貴重な設備を堪能した後は試飲を、
ということで売店に移ると
何やら壁から出る蛇口。

壁の蛇口

こ、、これは・・・!

酒飲みなら誰でも一回は
「あったらいいな」と夢見たことが
あるであろう、壁の蛇口をひねると
ビールが注げるという仕組み!

さっそく岡田も挑戦。
やっぱり嬉しそう。。

壁の蛇口2

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ベアレン醸造所では、季節もの
含め、20種類のラインナップがあります。

ビールラインナップ

「多様な種類の中でも、やはり定番の
クラシックをまず知ってほしい。」
と嶌田さん。

クラシックを飲んでベアレンの
ビールの定番の味わい・方向性を
知った上で様々なタイプも試して
いただきたいとのこと。

嶌田さんの想いに習い、
酢飯屋ではまず、クラシックのみを
店頭に並べることにいたしました。

ベアレンビール、酢飯屋で是非
ご堪能ください!

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[今回訪問した蔵元]
株式会社ベアレン醸造所
〒020-0061 岩手県盛岡市北山1丁目3-31
TEL.019-606-0766
http://www.baerenbier.com
https://www.facebook.com/baerenbier