さつきはっさく・さつきハッサク・さつき八朔(和歌山県 日高川町 藏光農園)
和歌山県 日高川町
八朔(はっさく)職人、
藏光農園の藏光俊輔(くらみつしゅんすけ)さん(写真一番右)
彼と出会ったのは、2015年1月15日
noma japan(ノーマ ジャパン)@Mandarin Oriental Tokyo(マンダリンオリエンタル東京)
https://www.sumeshiya.com/blog/2015/01/noma-japan-mandarin-oriental-tokyo.html
みなさま、
『さつき八朔(はっさく)』という柑橘をご存知ですか?
藏光農園のコンセプトは
『自分ら家族が食べて、一番美味いと思うものしか出さない。』
世の中にたくさん存在する柑橘類。
そのなかで、とにかく、八朔にこだわっている藏光さん。
最近色んな目新しい品種がでてきてますが
以前藏光さんも
デコポンをやってみたいと思って、家族に話をしたら
お父様からNGが、
奥様からは、オレンジ系が好き!
と言われてしまう。
昔から変わらずある、
古臭いかもしれないけれど、不動の存在を築いた
昔からの品種を作りたい。
伊予柑、甘夏、きよみ、はっさく。
その中でも、家族の好みでバランスのとれている
ハッサクで勝負しようと。
しかも日本のハッサクの7割は和歌山県産。
ハッサクの一大産地ならばハッサクに絞り込もうとなったわけです。
通常のハッサクの収穫時期は、年末〜年明けです。
和歌山弁で『よそする』と言って、
収穫後、ビニール袋に入れて酸味が落ちるまで倉庫に保管し、順次発送します。
これが通常のハッサクの流通です。
和歌山県北部のさつきハッサクは霜にやられ、腐ってしまったり越冬が難しい地域。
しかし、
藏光農園のある日高地方は越冬させることができる地域。
冬のハッサクは冬の味として酸味を楽しんでいただき、
4月まで樹上に残す『さつきハッサク(皐月八朔)』は春の味として
甘みを楽しんでいただきたいというのが藏光農園さんの考えです。
そのため、1,2月と4月の2回に分けて出荷されます。
他の柑橘類に比べてハッサクは完熟すると木から圧倒的に落ちやすい。
3月の木生り完熟ハッサクをさらに木に生らせ
なんと、4月中旬頃に出来上がるのが『さつき八朔』。
霜が降りない温かい気候でしか栽培できないため、全国でも珍しい柑橘です。
ハチミツレモンのような甘さと酸味のバランス。
八朔特有のサクサク感。
園主の『食べるもんやから、おいしなかったらあかん。外観がいくら美しくても所詮作りもんや』との信念の下、
見た目をきれいにする農薬等は極力使用を控えています。
そのため、黒点や小傷がついておりますが、
皮も使用できるほどの低農薬で育てられています。
クリスマスプレゼントに、みかんとぶどうをお願いするほどの柑橘好きの次男も大絶賛のさつきハッサク!
【さつき八朔寿司】を作ってみました。
セロリとの相性も良いです。
【さつきハッサクのショートケーキ】
ハッサクの内皮を剥くと、中の一粒一粒(さじょう)がキレイに剥がれます。
その特徴を生かしたデザインです。
【酢飯屋のさつきハッサクのゼリー】
【酢飯屋のさつきハッサクの黒糖ピール 】
藏光さん
美味しい『さつきハッサク』、ありがとうございます!!
藏光さんのさつきハッサク2021
また今年も食べられる幸せ。
さつきハッサク2022
皮むき器(ムッキー)の使い方はバッチリ習得
【藏光農園】
和歌山県日高郡日高川町松瀬54-1
http://www.kuramitsu-farm.com