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女山大根(おんなやまだいこん)

[青果]

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佐賀県 多久市(たくし) 西多久町の伝統野菜

『女山大根-おんなやまだいこん-』。

約300年前
江戸時代よりこの地で栽培されている
アントシアニン系のポリフェノール群をたっぷり含んだ根と葉が美しい赤紫色の大根です。

繊維質が緻密で肉質は硬く、
他の大根と比べ抗酸化作用と消化分解に優れているそうです。

通常の大根と大きく違うのがその大きさです。
大きいものでは長さが80cm、胴回りは60cmになり、
重さは13kgにも育ちます。

通常の大根の倍近い時間をかけて
土壌の養分と太陽の光、夏の暑さ、秋の寒暖差、冬の厳しい寒さを
すべて受けて栽培するためか
青首大根の1.5倍ほどの糖度です。

夏の初めに作付けし12月初旬から2月にかけて収穫します。

歯切れがよく、煮崩れしにくくて
みずみずしくてやや甘みが強めのお大根です。
害虫退治用の土壌消毒剤を使わないため
ちょっぴり見ばえが悪い時もありますが
これで無農薬・無化学肥料なのだから十分凄いです!

多久市は周囲を山に囲まれた盆地です。
そのため、昼夜の気温差が大きく、美味しさや甘みが増大します。
さらに女山大根の生産エリアに関しては、土壌に石がゴロゴロしていて
水はけが良いとい土壌特徴があるため
大根は旨味を根にギュッと閉じ込め、濃い味に育ちます。

女山大根をおでんにした場合は、
糖度が高い上に、肉質がしまっているので他の大根と比べて
やや甘くホクホクした食感が楽しめるおでんになります。
なぜ、大根はおでんの具材としてよく使われるのか?
それは、大根を熱することで消化酵素群が分解されて
出汁の吸着を妨げるものがなくなったことにより、
出汁を吸着し、旨味をたっぷり吸収したおでんの大根に変身するからです。

今回お世話になったのは
女山大根や桐岡なす(これも佐賀の伝統野菜)の生産者の舩山真由美さんです。
ちなみに『桐岡なす』。
重さは通常のなすの3倍とズッシリ重いのに、ふわっふわの食感。
種も少なめで、使い勝手が良いです。
調理の際は火の通りが早く、煮崩れしにくいので
てんぷらやグラタン、ホイル焼きなど幅広い調理方法があります。
甘味もあり、低カロリーで、紫色の皮にはポリフェノールが含まれていて
人間の細胞の老化を抑える働きがあります。

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舩山さんが一緒に送ってくださった、
三色の柚子胡椒(ゆずこしょう)。
素晴らしく美味しいです!
ありがとうございます!
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