つくし・ツクシ・土筆
【すぎな・スギナ・杉菜・Equisetum arvense】は、
シダ植物門トクサ綱トクサ目トクサ科トクサ属の植物の1種で
日本に生育するトクサ類では最も小さいものです。
浅い地下に地下茎を伸ばしてよく繁茂、
生育には湿気の多い土壌が適していいます。
栄養茎をスギナ、胞子茎をツクシ(土筆)と呼ばれ食用とされます。
三重県 津市
いちじくでお世話になっている川原田農園さんより
つくしが届きました。
存在そのものが春。
お寿司に春の演出をしかけます。
春に地下茎からツクシという胞子茎を出して胞子を放出します。
「袴(はかま)」と呼ばれる茶色で輪状の葉が茎を取り巻いています。
本来、袴は植物の茎の部分を覆っている皮のことで、
ツクシの場合は土中から生えるときに穂先などを保護する役割をもっているため、成長後も残っています。
ツクシの丈は10〜15cm程です。
ツクシの成長後に、それとは全く外見の異なる栄養茎を伸ばします。
栄養茎は茎と葉からなり、光合成を行います。
鮮やかな緑色で丈は10〜40cm程度です。
ツクシの穂を放置すると、緑色を帯びた粉抹茶のようなものがたくさん出てきますが、それが胞子です。
つくしの味噌たまり漬け
マダコ握り つくしの味噌たまり漬けのせ
そして、今年も【つくし】の仕込み。
今年も恒例のつくし仕込み
今年は蒸し寿司につくしを使わせていただいております。