こめつきがに・コメツキガニ・米搗蟹・Scopimera globosa
[海の生き物]
コメツキガニは砂の多い干潟にすみます。
甲幅(こうはば)は、大きいものでも約1センチほどで、
体の色は砂によく似ています。
とても敏感で小さな気配でもすぐに穴の中に隠れてしまうので
あまり見られることはありません。
時々干潟の砂が動いているように見えるあれは、
コメツキガニが動いているものです。
コメツキガニは満潮時に10〜20センチほどの深さの巣穴を掘って隠れ、
潮が引くと外に出てエサを食べます。
ハサミで砂をつまんで口の中に入れ、
砂に混ざっている有機物を漉して食べた後、
残りを丸く固めて塊を作ります。