片手握り寿司（かたてにぎりずし）・One handed grip sushi
端午の節句『こどもの日』は
家族みんなで思い思いの大きさで作る『片手握り寿司』の出番です。
握りと聞くと「なんだか難しそう」と思われるかもしれません。
確かに僕ら寿司職人にとっても一生勉強なのがこの握りです。
でも、おうち寿司はそんなに生真面目になる必要はないでしょう。
握りの酢飯を『シャリ玉』と呼びますが
片方の手の平に酢飯をのせ、ギュッと握ってパッと開く。
すると、誰がやってもシャリ玉のようなカタチが出来上がります。
ちょっと不格好かもしれませんが、それはそれ。
おうちで食べるおうち寿司ですから、
ふぞろいな握りもご愛嬌です。
むしろ、普段、あまり料理を作らないお父さんが握ったり、子供も握り、
おばあちゃん、おじいちゃんも握る。
いろんなカタチや大きさのシャリ玉が勢ぞろいする方が楽しそうです。
そうしてできあがったシャリ玉に、
好きな具材をのせていけば片手握り寿司の完成です。
まずは不恰好でもよいので、やってみてください。
そして、寿司職人さんの素晴らしさも改めて感じてみてください。
作り方は
季節のおうち寿司 48ページより記載してあります。
1 酢飯を片方の手のひらにのせる。
2 ギュッと握る
3 パッと開く
4 できたシャリ玉をお皿に並べ、上に具材をのせていく。
（具材は魚に限らず、お子様の好きなおかずなどもぜひ。）
お子様の場合は、手がまだ小さいので
片手でなく、両手で握っても構いません。
酢飯を使った粘土遊びという感覚で、
楽しく食遊びをしましょう。
