郷土寿司大国 高知県を応援しましょう!
写真:遠藤宏
ご存知でない方も多いかもしれませんが、
高知県は日本で一番郷土寿司が多い県です。
多いが故に、その存続、継承も大きな課題になっています。
僕も尊敬してやまない、
土佐の郷土料理の大家、御年91歳の松﨑淳子先生が著者となり
素晴らしい本を作られるという情報が入りました。
僕個人としては、
松﨑先生にお会いしてからも電話やお手紙で
情報交換をさせていただいておりますが
その全てが日本にとっての宝物だと確信しております。
日本の食文化を愛する皆様には是非、ご支援いただけましたら幸いです。
写真は松﨑淳子先生と初めてお会いした時のものです。
先生がおやつに作ってきてくださったサバ寿司は
これまで自分が食してきたサバ寿司とは
全く違う美味しさのサバ寿司でした。
以下、
司牡丹酒造 竹村社長のブログより
今、高知県に最も必要な書籍!土佐の郷土寿司本出版計画ぜよ!
今回のブログは、ワシが理事長を務めさいてもらいゆう
「土佐学協会」が中心となってこの秋に出版を計画しちゅう、
土佐の郷土寿司本についてのご紹介PRながやき。
この書籍は、今高知県に最も必要とされちゅう書籍やっちゅうても過言やないがよ。
なんで、今この書籍が最も高知県に必要とされちゅうかっちゅうたら、その理由は次の3つながやき。
【①実は土佐は「郷土寿司大国」やに絶滅危惧?!】
日本全国を巡り、全国各地の郷土寿司を知り尽くし、
郷土寿司の伝道師とも言われる「酢飯屋」店主の岡田大介さんが、
ご著書「季節のおうち寿司」の中で、土佐の高知を「郷土寿司大国」っちゅうて表現されちゅうがよ。
確かに高知県にゃあ「サバ寿司」を筆頭に、
タケノコ・椎茸・ミョウガ・コンニャク・リュウキュウらあの「田舎寿司」や、
「ブリのへだ寿司」、「太刀魚のかいさま寿司」、「鮎寿司」、「大菜寿司」、
「こけら寿司」、「つわ寿司」、「金時豆の五目寿司」、「銀不老のちらし寿司」、
「板こぶの寿司」、「ウルメのロクヤタ」、「キビナゴのほうかむり」・・・等々、
県内各地に独特の郷土寿司文化が残っちょって、しかも米酢以外にも、
柚子酢・ブシュカン酢・直七酢・・・等々の木酢(きず=酢みかんの酢)を酢飯に使うなど、
その種類やバリエーションの豊富さは、日本一やっちゅうたち過言やないばあながやき。
けんど・・・土佐が「郷土寿司大国」やっちゅうたち、
当の土佐人やち誰っちゃあ知らんし、当然全国的にも全く知られちゃあせんがよ!
しかも、高知県内各地に残る様々な種類の郷土寿司文化を支えちゅう方々は、
皆さん地元の高齢者の方々ばっかしながやき。
つまり、土佐の郷土寿司は、洋食化の進行や人口減や過疎化や高齢化らあの影響で、
「絶滅危惧種」となりつつあるがよ。
今すぐ、立ち上がって何らかの行動を起こさにゃあ、
「郷土寿司大国」らあて過去の遺物になりかねん、まさに風前の灯火ながぜよ!
【②著者は土佐の伝統食の生き字引!松﨑淳子先生!】
そんな土佐の郷土寿司本を執筆される方は、
高知県立大学名誉教授、土佐伝統食研究会代表、
よい食生活をすすめるネットワーク会長、土佐学協会副会長でもあり、
平成28年度地域文化功労者も受賞されちゅう、松﨑淳子先生しかおらんがやき。
松﨑先生は、御年91歳にしてなお精力的に活躍され、
土佐の伝統食の生き字引的存在と称されちゅう方であり、
前記の岡田大介さんやち著書「季節のおうち寿司」執筆の際にゃあ松﨑先生に取材されちゅうばあながよ。
土佐学協会の11年間の活動を振り返ってみたち、
「昭和30年代の香長平野の『おきゃく』再現」、「龍馬が食べたであろう『龍馬弁当』再現」、
「土佐の酢みかん文化を楽しむ会」・・・等々、
食関連の活動についちゃあ松崎先生のお力添えがなけりゃあ実現できんかったイベントだらけながやき。
ところが、そんな松﨑先生やに、信じられんことやけんど、未だにまとめられたご著書が一冊もないっちゅうがよ!
やっぱし、この書籍の著者として、これほどふさわしい方は他にゃあ誰1人おらんっちゅうことながぜよ!
ちなみに松﨑先生は、今も精力的に活躍されゆうき、
土佐の伝統食関連の講演やらテレビ番組やら新聞記事やらっちゅうたら、
まず真っ先にみんなあが松﨑先生に依頼に来られるがやき。
土佐の様々な伝統食が「絶滅危惧種」になりつつあることにこぢゃんと危機感を持たれちゅう松崎先生の最近のご講演は、
一層大きな熱量を持って語られゆうように感じられるがよ。
けんど、既に御年91歳の松﨑先生に、これ以上のご負担をかけるわけにゃあイカンっちゅうことで、
書籍の出版を計画したっちゅうわけながやき。
さらに、松﨑先生の「大きな熱量」を損なわんように、
松﨑先生の名に恥じん書籍を作るためにゃあ、もはやあんまり時間がない、つまり今しかないがぜよ!
【③土佐の郷土寿司を世界のSUSHIにするベストタイミング!】
「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録され、日本の寿司は既に世界のSUSHIとなっちゅうがよ。
ところが、その大半は「江戸前寿司」が基本で、土佐の郷土寿司らあて、世界的にゃあ全くの無名ながやき。
けんど、近年海外じゃあ柚子が大人気で、
かつ土佐の田舎寿司に似たベジ寿司(野菜寿司)らあも、ヘルシーやっちゅうて大人気やっちゅうがよ。
つまり、柚子酢と野菜を使うた土佐の田舎寿司らあて、
まさに世界中から脚光を浴びる可能性が極めて高いっちゅうことながやき。
しかも、2020年東京オリンピック・パラリンピックを2年後に控えた本年秋の出版は、
まさにベストタイミングの大チャンスやっちゅうことながよ!
【1口5000円のご協力のお願い】
・・・ちゅうことで、ワシらあは「松﨑淳子先生の書籍を出版する会」基金を立ち上げ、
現在1口5000円のご寄付を幅広う募りゆう真っ最中ながやき。
もちろんご寄付をいただいた方にゃあ、1口につき書籍1冊と「松﨑先生のサバ寿司の作り方DVD」1枚を、
本年秋の書籍発行時に、いち速う発売前に進呈さいていただきます!
(※書籍は税別で1冊1500円~2000円程度の価格にて平成30年10月発行予定。)
なお、書籍の内容は、「サバ寿司の作り方」「土佐のおきゃくと土佐の郷土寿司」
「土佐の田舎寿司の作り方」「土佐の酢みかん文化」等々で、
タイトルは「土佐のお寿司の本」(仮)を予定しちゅうがよ。
けんど・・・書籍出版のためにゃあ、最低400口(200万円)の目標達成が必要で、
まだまだ足りんっちゅうんが正直なところながやき。
意をお汲みいただけました皆様、1口でも2口でも、
何とぞ、何とぞ、ご寄付のご協力をお願い申し上げますぜよ!
ご協力いただけます皆様は、下記のワシのメールアドレスに、
「松﨑淳子先生の書籍を出版する会」宛てと記載していただき、
ご氏名・ご住所・お電話をお知らせくださいや!
速やかに趣意書と「ゆうちょ銀行専用振込用紙」を送付さいていただきますきに。
どうぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ!
司牡丹酒造(株) 社長
土佐学協会 理事長
竹村昭彦
アドレス:akihiko@tsukasabotan.co.jp