越後村上 手づくり塩工房『ミネラル工房』
[調味料]
新潟県村上市の最北端にある小さな塩工房です。
2002年4月に開業。
裏山には小さな沢水が流れ出て、工房の目前の磯浜は、雪解け水が流れ出て、
天然岩ガキやアワビ・岩海苔など海産物豊かな日本海に育まれます。
こちらが代表の富樫秀一さん
その海水を汲み上げて、海水100%にこだわり、
『平釜式の煎ごう』という伝統的な製塩法に、独自の製法技術を加えることで、
塩本来の味わいを引き出し、優しい旨みを感じられるよう結晶化させるのがミネラル工房さんのこだわりです。
①まず磯浜から汲み上げられた海水は、平釜(濃縮釜)に移され薪を焚き上げる熱で沸騰させ煮詰め、
約8倍まで海水を濃縮して濃い塩水にします。
ここで大切なのは、海水に含まれるプランクトンなどが石灰化し、雑味となってしまう為、
美味しい塩を作るためには、このプランクトンなどを不純物としてしっかりと取り除くことが大切になります。
こちらは石膏(せっこう。)
海水を濃縮していく工程でプランクトンが硫酸石灰の結晶として析出してきます。食べても無害とは言われていますが、
体に吸収され無い余分なものが、雑味として不純物になるならば
しっかり取り除く。ここを大切にされてるのが『ミネラル工房』さんです。
②濃縮された塩水は一晩寝かせる事で、その石灰分などの不純物を沈殿させしっかり取り除きます。
その綺麗になった上澄みのみの母液(ぼえき)を使用し結晶化させます。
③その綺麗な母液は工房内の仕上げの平釜に移され、仕上げの結晶化をさせます。
結晶化の大切なことは、独自の秘密製法を加え、身体に一番優しく感じるミネラルのバランスに調整する事です。
季節により湿度やお気温など条件も異なってきますが、味の決め手になるのは長年の経験も必要になってきます。
こうして、口どけの良い柔らかな粗塩に仕上がります。
④そして安定した温度で結晶させること。
定温で、水面でじっくりと時間をかけ結晶化させていきます。
丁寧に時間をかけ結晶化させていくことで、優しく味わいを感じる柔らかい結晶に仕上げることが出来ます。
その優しく輝く白い結晶を『白いダイヤ』と名付けたそうです。
日本海に面するこの地域も、古くから塩作りの歴史もあり、
先人が繋いで来た塩作りの伝統は、調味料として自然の素材の美味しさを引き出したり、
梅干しやお味噌・お漬物などの発酵、熟成などの食品をつくるうえでも大変貴重とされた存在です。
海水から作り出す塩は、生命の維持に欠かす事の出来ない100種類近い多種のミネラルを含むと言われています。
地球のミネラルです。
それぞれが大切な働きをして生命を活動させます。
心を創る・身体を創る上で必要とされるミネラル宝庫であり、生命に欠かす事のできない大切な存在です。
塩分の大切さ、本当の美味しさをこれからもずっと伝え続けていきたい。
富樫さんは、そんな想いで塩を作られています。
白いダイヤの柔らかな粗塩は、指先で軽く潰した瞬間が、本当の優しい旨味が味わえます。
最初はぜひ塩おにぎりでお試し頂きたいです。
後はお好きな食材・お料理に合わせて 旬の美味しさをお愉しみください。
と富樫さん。
塩作りを目で見て、体感もして頂けるように、
ミネラル工房さんは 製造直売というスタイルです。
是非事前にご連絡してから、工房を訪ねてみてください。
塩愛と塩魂のこもったご案内をしてくださることと思います。
お取り寄せはこちらからどうぞ。
【ミネラル工房】
住所:新潟県村上市中浜1076-2
電話:0254-77-2993
ホームページ:http://www.shiroi-diya.com
酢飯屋店頭でも小さいサイズのものをお取り扱いさせていただいておりますので是非お試しくださいませ。