ワオキツネザル・Lemur catta
[動物]
ワオキツネザルにエサやりが出来るということで
山口県宇部市『ときわ動物園』に行ってきました。
サル目キツネザル科ワオキツネザル属ワオキツネザル
尾に白と黒の輪の模様があることから、日本では『輪尾(ワオ)』キツネザル
と名付けられています。
ちなみに、白い輪の数と黒い輪の数、
実はどの個体もほぼ14〜15本です。
このシッポ、
自分には付いていませんのでいまいち感覚がわかりませんが、
きっと便利に使えそうです。
ワオキツネザルは、マダガスカル島南部の
トゲのある植物が広がる地域や乾燥した疎林(そりん)などに生息し植物の果実や葉を食べています。
食べるものがなくなると、植物をさがして遠くの樹林にまででかけます。
朝と夕方に活発に行動して、体温調整のため、
気温の低い時は手を広げて日光浴をしたりします。
そうして体温を高めてから果実などを探します。
僕個人的にも、人間もある程度日光を利用して体温調整したほうが良いのではと思っています。
開けた疎林にくらしているので、キツネザルの中でも地上にいる時間が長く、
移動する時には尾を立てて歩きます。アフリカと違い襲う動物が少ないのでこのような行動ができるのだと考えられています。
複数のオスと複数のメスで群れを作ります。
メスの方がオスよりも優位で、他の群れに出会うとメスが中心になって威嚇します。
ちょろっと歯に触った!という次男。
ワオキツネザルの下の門歯は実は綺麗に一列に並んでいます。
まるで髪の毛をとかすクシのような感じです。
毛づくろいに適した『くし歯』のようです。
しかも驚くべきは、その『くし歯』を掃除するために舌が進化して
『二枚舌』になっています。
手首の臭腺(しゅうせん)からは、においが出ています。
オスは、それをシッポにすりつけて、他の個体に向かってフリフリします。
相手がメスなら求愛、オスなら威嚇です。
他の爪は平たいですが、足の人差し指だけ『かぎづめ』と呼ばれていて、
毛づくろいにもつかいます。