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なばな・ナバナ・菜花

[すし・sushi青果]

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『菜花(なばな)』と『菜の花(なのはな)』は厳密には違います。

『菜の花』は4月頃から咲く、
アブラナ科アブラナ属に属する花の総称で、油も搾れる植物です。
キャベツ、白菜、カブ、ブロッコリーなどから出てきた新芽を成長させたものです。
なので、文字通り『菜(な)』の花と呼ばれます。
菜の花には、観賞用・菜種油用・食用、それぞれの用途ごとに異なる品種が存在しています。
食する部分は花蕾や若葉の部分で、独特のほろ苦さがあり、春の旬を感じさせてくれます。
日本には奈良時代以前に伝来した記録あり、弥生時代頃から食べられていたといわれています。
千葉・徳島・香川・高知などの主に四国地方が産地です。

『なばな』は菜の花の仲間で葉や茎も食用できるように品種改良された葉物野菜です。
両方ともアブラナの仲間で見た目は似ています。
鮮度が良ければ生で食べても美味しいです。
火を入れると甘みがさらに増します。
三重が主な産地で、写真の『なばな』も三重県津市のもの。
2月中旬にはこのくらいに成長しています。
温暖な地域が、『菜の花』や『なばな』の生育に適しています。

旬は冬から早春3月頃で
カロテン、ビタミン類、カルシウム、葉酸、鉄などが含まれていて
ビタミンCの含有量がずば抜けて多いです。

花の咲く前が食べごろです。
咲いてしまうとちょっと苦いですが僕は好きです。
濡らしたキッチンペーパーなどに包んでおくと、
冷暗所で2,3日の保存がききます。

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なばなソースのマダラ握り寿司