おいかわ・オイカワ・追河・Opsariichthys platypus
コイ目コイ科クセノキプリス亜科ハス属オイカワ
【オイカワ】という名称は、
生殖期に婚姻色を出す雄を指す琵琶湖付近での呼び名から付けられました。
生息場所は、川の場合は瀬と淵の両方ですが、
特に平瀬を好む傾向があります。
近年の河川改修の多くは、川床を浅く平坦に広げ、
比較的流れの緩やかな水域を作る結果になっているため
オイカワに適しているようです。
子供の頃、オヤジがオイカワを釣りに行くのが好きで、
鬼怒川や利根川の上流に行って、釣ってきては
唐揚げにして食べさせてくれました。
自分にとっては、懐かしく、とても記憶に刻まれた魚の一つです。
そして、うちの息子たちにもその記憶を引き継ぐことができました。
琵琶湖界隈では、7月に『オイカワずし』として食べられています。
成魚は体長15cmほどで、オスの方がメスより大きいです。
背中は灰青色、体側から腹側は銀白色で、体側に淡いピンクの横斑が数本入っています。
三角形の大きな尻びれをもち、特に成体のオスは大きいです。
背中の背びれの前に黄色の紡錘形の斑点があります。
上から見るとカワムツやヌマムツに似ていますが、各ひれがより大きく広がって見えます。
ハスの若魚にもよく似ていますが、ハスは横から見ると口が大きく、唇が「へ」の字に曲がっているので区別できます。
【川遊び2017 秋】でもオイカワが登場します。
こちらでは、オイカワを網ですくって獲っています。