ねこざめ・ネコザメ・猫鮫・Heterodontus japonicus
[海の生き物]
ネコザメ目ネコザメ科ネコザメ属ネコザメ
ネコザメの名前の由来は、額の部分がネコの耳のように尖っているから。
【生息地】
太平洋北西部あたり
日本では北海道以南の沿岸で見られる他、朝鮮半島、東シナ海の沿岸海域に分布しています。
水深6〜37mの浅海の海底付近に生息し、岩場や海中林などを好みます。
【形態】
最大全長120cm。
背ビレは2基で、いずれにも前端に鋭い棘を備えています。
これはとくに幼魚が大型魚の捕食から逃れるのに役立っています。
【生体】
底生性で岩場や海藻類の群生地帯に住み、硬い殻を持つサザエなどの貝類やウニ、
甲殻類などを好んで食べます。
そのため、サザエワリと呼ばれることもあります。
【繁殖行動】
オスがメスに噛みつき、交尾をします。
卵はドリル型で、岩の隙間などに産み、
約1年後に親と同じ姿をした子供が孵化(ふか)します。
ネコザメの眼、ネコの眼にも似ています。
ネコザメの肌
ネコザメの鼻口
ネコザメのエラ孔は5本
ネコザメの背ビレ
棘がありますが、毒はない。
ネコザメの背
ネコザメの口
ネコザメの口(上から)
ネコザメの歯
ネコザメの歯
こっちがネコザメの鼻の穴か!?
こちらの、よりくっきりした写真は西部裕介さんが撮影したもの。
photo by yusukenishibe