豆腐竹輪(とうふちくわ)
『おしぼりじゃないよ!』
デパートの案内板を見ても、1箇所だけ『んっ?』ってなる。
全国民の多くが知らない、鳥取県民のソウルフード
それが、『豆腐竹輪(とうふちくわ)』です!
豆腐なの? ちくわなの?
どうやら、豆腐 × ちくわ みたいです。
豆腐竹輪とは、
豆腐が7割に対して魚のすり身は3という
豆腐がメインの竹輪。
今回はこちら、
とうふちくわの里【ちむら】さんにて購入してみました。
創業はなんと、慶応元年(1865年)!!
『とうふちくわ』のはじまりは、江戸時代。
鳥取藩主だった池田公が
『魚の代わりに豆腐を食べるように』と質素倹約を庶民に推奨したことからのようです。
お殿様の意向に沿うように、自然と豆腐竹輪が作られるようになったわけですね。
【とうふちくわの里ちむら】
ホームページ:http://www.toufuchikuwa.com/
鳥取駅前の大丸(デパート)さんの地下でも購入出来るのですが
思っていた以上の種類があってビックリ!
豆腐竹輪初心者としては、まずは定番で
その魅力の基本を知ろうと思いまして、3種類選びました。
左から
蒸し・焼き・極(蒸し)
開封してみると、こんな感じです。
横から見るとちくわということがわかりますが、
豆腐がメインのちくわっていうのが、どんな感じなのか
食べるのが楽しみです。
一番左の定番。
これが、江戸時代から続く伝統の逸品。
【豆腐竹輪 蒸し(生タイプ)】 ※真空タイプのものもあります
江戸時代から今も変わらず鳥取の食卓の定番です。
鳥取県産大豆を100%使用した木綿豆腐を主原料に上質の白身魚、
化学調味料や保存料は使用されておらず、
昆布やカツオ、椎茸などの天然素材エキス、でん粉、砂糖、食塩、ぶどう糖が
原材料となっています。
とうふちくわは、名称としては『魚肉ねり製品』という位置付けです。
【豆腐竹輪 焼き】は、
見た目も、魚肉メインで作られる焼き竹輪とそっくりで、
原材料は同じでも、焼いた香ばしさでまた違った美味しさが表現されています。
冒頭で『おしぼりじゃないよ!』と書きましたが、
写真左の『蒸し』に対して、右側の【豆腐竹輪 極(きわみ)】は、
より素材を厳選して作られた究極の豆腐竹輪ということで、この名前がついています。
タンパク質含有量が多く、バランスのとれた味わいの国産大豆を厳選し、
高濃度の豆乳で作られた豆腐を主原料にしているだけあって、
通常の『蒸し』よりも、さらに美味しい豆腐感を感じることが出来る竹輪でした。
他にも、
生姜とうふ、ねぎとうふ、鳥取和牛とうふちくわ、カレーとうふ、トマトとチーズのとうふちくわなど
食べてみたい豆腐竹輪がまだまだありました。
豆腐のことは、僕が詳しく書くよりも
豆腐マイスターの工藤詩織さん(通称まめちゃん)の記事を読んでいただくのが
一番良いと思います。
今回の豆腐竹輪について、さらに詳しく知りたい方は
【十人豆色~とうふのうまみ旅~】 vol.24
受け継がれ進化を続ける「とうふちくわ」をご覧ください。
http://umamino.jp/column/tofu_24/