絵本ワールド in ふくしま 2022
2022年9月24日(土)、9月25日(日)
福島県郡山市(こおりやまし)ビックパレットふくしまにて、
【絵本ワールド in ふくしま2022】が開催されました。
〈入場無料・参加費無料〉
〈開催日〉 2022年9月24日(土)、25日(日)
〈開催時間〉10:00~17:00
〈場所〉福島県郡山市南二丁目52番地 ビックパレットふくしま
〈絵本作家 講演会〉
9月24日(土) きむらゆういち先生 14:00~15:30
9月24,25(土、日) 岡田大介先生 10:30~12:00
〈お問合せ〉
絵本ワールドinふくしま実行委員会
電話: 024-531-4171
メール: jigyo@fukushima-minpo.com.jp
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【絵本ワールド】とは
「子どもの読書推進会議」が推進している、子どもの本のお祭りです。
2000年「子ども読書年」に岡山・静岡・福岡・札幌(北海道)・大阪・石川の6地域ではじめて開催され、
その後、岩手・宮城・山形・福島・栃木・神奈川・新潟・長野
愛知・奈良・兵庫・鳥取・島根・香川・鹿児島・沖縄で実施。
2011年度に東日本大震災後の困難な状況にもかかわらず、「絵本ワールド」を開催した福島は、2012年度も継続開催。
県内最大の避難所となったビッグパレットふくしまを会場として、多くの笑顔が生まれました。
「地域を元気にする!」と、その後も欠かさず開催されています。
「絵本ワールド」のおもなプログラムは、
①児童文学作家・絵本作家による講演やトークショー
②開催地域の読書グループ・ボランティアによるさまざまなワークショップ
また、1万点を超える子どもの本の展示会も同時開催されます
この「絵本ワールド」は、
開催地域の実行委員会(県立図書館・地元読書グループ・ボランティア・地元新聞社など)が中心となって事業を運営。
「子どもの読書推進会議」は、「絵本ワールド」をはじめて開催する地域の実行委員会の立ち上げからプログラムの検討、
「子どもゆめ基金」の申請および精算、告知等を全面的にサポートし、「絵本ワールド」の実施と実行委員会が
今後その地域での活動の中核となっていくよう、その組織作りに協力、読書の輪をしっかりと確実に広げています。
「子どもの読書推進会議」は、
各地域2回目以降の「絵本ワールド」も共催・後援。
各地にまかれた子どもの読書の種が育つよう、支援しています。
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以下、当日の様子です。
ビックパレットふくしま エントランス
初日は、あいにくの大雨。
大賑わいするはずの屋外展示場も残念なことに。。
コンベンションホール ホワイエ
二日間、コンベンション ホールBにて講演をさせていただくことになっています。
こちらが本番の会場。
中央の青いものは、ビニールシート、ここでイカの解体も行います。
関係者の方々が集まってきて、ザワザワしてきました。
あそこにいる王さまは、
寺村輝夫さんの作品「ぼくは王さま」の主人公。
犬キャラクターは、Eric Hill(エリック・ヒル)さんの代表作品のSpot(スポット)ちゃん
ネコちゃんは、宮西達也さんの代表作品の「にゃーご」だ!
福島県書店商業組合・高島書房の高島瑞雄(たかしまみずお)社長のご挨拶
そして僕、おかだだいすけが開会宣言をさせていただき、いよいよイベントスタートです。
大御所たちとの記念撮影
俺もキャラ化されたい。。。^^;
こちらのお兄さんは
絵本専門士で保育士の田中雄人(ゆうと)さん
ニックネームは「ゆうくん」です。
時間になりましたので会場へ
ゆうくんが、「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」のご紹介をしてくださっています。
ありがとうございます!
すし作家 おかだだいすけ 登壇です。
いつも一緒に出掛けている酢飯屋の暖簾があると心強いんです。
タイトルは「おすしやさんにいらっしゃい! 食材がもつ命のメッセージ」
すし職人からすし作家になるまでのお話や
生きものが食べものに見えてくるのは、どのタイミングからなのか?
課題図書選ばれたその後の活動についなどなどお話させていただき、
次は子どもたちだけ前に来ていただいて
絵本お中にも登場する、本物のイカを観察し触っていただきます。
写真絵本のイカの章を見ながら、
本物のイカの特徴を確認していきます。
イカの内臓抜きにチャレンジ!
ちょっとしたコツを伝授。
集中してイカの説明を真剣に聞いてくれる子どもたち。
イカの解体となると、大人の方々も興味津々で見に来てくださいます。
イカの目玉、こわいよね^^;。。
でも、どうして目玉をとるのかをしっかりと説明して、納得していただきます。
と心配していたら、もう目玉で遊んでるし^^;
イカは貝の仲間で、このプラスチックみたいなのは、貝殻のなごり。
そう、説明しようとすると、すでに絵本を読んでくれていた子どもたちは
先に答えを言ってくれます^^。
イカの皮剥き
簡単そうで、ちょっとコツがいるのも
挑戦してみればわかりますよね!
積極的にイカの色々な部分に触って観察。
触って感じることの大切さも、僕が伝えたいことの重要なポイントです。
わたしたちは たくさんの いのちで できているんだ。
みなさま、最後までお話を聴いてくださりありがとうございました。
講演終了後、一人の男の子が
僕に駆け寄ってきて、スマホの中の写真を見せてくれました。
こちらがあやとくんの作品
「おすしやさんになって おきゃくさんにおいしいおすしをにぎりたいな」
僕は、あやとくんの描く、温かくて、子どもらしくて、でも本格的な絵に
すっかり魅了されてしまいました。
講演会場の隣りには、様々な絵本の展示販売がされています。
人気絵本パネル
左から
ぼくは王さま
たまらんちゃん
おしりたんてい
あるかしら書店
写真絵本「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」(岩崎書店)
だけでなく
「身近な食材で豪華に見せる 季節のおうち寿司」(PHP研究所)まで置いてくださっています!
ありがとうございます。
この場所で、サイン会もさせていただけるということで
準備を整えていると、
あやとくんだ!
なんと、これまでに描いてきたあやとくんの作品集や
オリジナルのクリアファイルなど
見せてくださいました。
あやとくんは、絵が素晴らしいだけでなく
低学年とは思えないほどの落ち着きと冷静さ、観察力と表現力に発想力、
優しくて笑顔も素敵で、こんな大人になりたい!
と思わされるほどに、すでに成熟しています。
そしてなんと、もうすでに名刺まで持っているなんて。
将来が本当に本当に楽しみです、あやとくん先生。^^
会場内には、これまで開催された歴代の絵本ワールドのポスターがずらり。
名作の名シーンも飾られています。
この会場では、絵本にまつわるワークショプも開催しています。
おすしやさんにいらっしゃい!コーナーからは、
小さなお子様でも簡単にできるワークショップ、
「つくろう! おさかな・おすしメダル」をご用意させていただきました。
使用する道具は
ハサミ、ホッチキス、リボンだけです。
子どもたちが首からさげるお魚やおすしがカワイイと好評のワークショップです。
『KURUMI』ワークショップは、
製本の手順を映像で学び、
実際に製本してみよう!というもの。
こちらのブースでは、ゆうくんが絵本の読み聞かせをしていました。
さすが絵本専門士、誰もが聞き取りやすく、興味を引くような緩急のあるお話の仕方。
小さなこどもたちの心を一瞬で惹きつけていました。
会津 あかべえサブレーのブース
プレーンのサブレーと
あかべえチョコサブレーも。
SDGsコーナーでも「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」を置いてくださっていました。
【SDGs 17の目標】
2番 飢餓をゼロに
8番 働きがいも経済成長も
14番 海の豊かさを守ろう
担当されていた朝日仁美さんありがとうございました。
「きぼうのとり」を作られた、みず文庫のお二人
お魚とおすしの絵も入ったサインをいただきました!
東日本大震災から得た教訓を忘れないように、
この絵本を読むことで、風化させないように
読みながら少し心拍数が上がる胸の奥から、あの時に誓った気持ちが蘇ってきます。
こちらは、今回のイベントでご一緒させていただいた
ロングセラー「あらしのよるに」の作者 きむらゆういちさん
おさかな・おすしメダルを作ったあやとくんが、
いつの間にやらササっとイカの絵が描かれたお手紙を渡しにきてくれました。
ありがとう。
惚れてまうやろー!
翌日の新聞「福島民報」にて
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【絵本ワールド in ふくしま 2022】
2日目は良いお天気となりました!!
屋外展示場の準備もいい感じです。
キッチンカーもたくさん並んでいます。
多くの方のご来場が予想されるとのことで
講演会場の席数も増席。
準備万端。
まずは絵本専門士、ゆうくんのご挨拶から
2日目も張り切っていきます!
どうしてすし職人になったのか?
生きものが食べものになるまでの動画上映
今日もイカをじっくり観察していきましょう!
今日のイカは、何イカかな??
自分にとっては、いつものイカでも
子どもたちにとっては初めて見る、初めて触るという子もいます。
丁寧に丁寧に進めていきます。
ケンサキイカかな? スルメイカかな?
写真絵本を見ながら、本物のイカの部位や特徴について説明しつつ、
写真絵本のリアル版を再現していきます。
実は大人も知らないイカの不思議がいっぱいあったりするので、
大人の皆様もだんだんと近づいて見に来てくださいます^^。
絵本を読んでから来てくれた子どもたちがこの日も数名いらっしゃいまして
僕のクイズにあっさり答えてくれました。^^;
最初は気持ち悪いと言っていた子どもたちも、
イカのクチバシ部分以外は危険な場所が無いと知るや否や
ガンガン触って、イカ大人気タイムに突入です。
こちらから終了の声がけをしない限り、ずっと触る子どもたちの姿。
興味、好奇心が集中力に繋がる瞬間。
時間はあっという間に過ぎていきます。
触って、感じて、知ってから
調理して味わうことで、食の楽しみ方が何倍にもなります。
もう、興味が止まりません^^;。
『そろそろ終わりにしますよー。』 ^^;
こうして、2日目の講演会も無事、盛況に終えることができました。
ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。
手を洗って、サイン会場に向かうと
嬉しすぎる光景が!!!!!
僕のサインに、こんなに行列なんて初めてです。 涙
こんなものまでご用意いただいて。涙
一冊一冊に気持ちを込めてサインさせていただきます。
ありがとう。
あれ?
昨日来てくれたあやとくん。
今日も来てくれたのー!!!!!? (嬉涙)
しかも、また絵を描いて持ってきてくれました。
お魚たちがおすしになっている。
こんなに可愛くて美味しそうなおすし、僕には作れない。
絵の裏にはこんなメッセージが!!涙
あやとくんの将来が本当に楽しみです。
あやとくんの才能と、それをしっかりと引き出して記録しているママにも本当に脱帽です。
気になる方は是非、Instagramをチェックしてみてください。
https://www.instagram.com/misakoayato.happylife/
サインを書いている時間は、本当に幸せな時間です。
本を通じてメッセージが通じ合えた感覚は何に例えられましょう?
青いマスクのおじさんは、
いつもいつも僕の活動を丁寧にフォローしてくださる岩崎書店の元吉さんです。
この日は、学校司書さんの方々も多くお越しくださり
それもまた胸が熱くなりました。
本に対しての情熱を、学校の子どもたちに芯から伝えようというお気持ちが溢れていらっしゃるのです。
そして、超スペシャルサプライズ。
僕が小学校、中学校、高校までの長い学校生活を
ずっと一緒に過ごした「ゆっこ」が、結婚して福島に移住していて
ご家族で来てくれたのです!!!!!
ゆっこ、ありがとうね!
サイン会に来てくださった皆様、
この絵本をずっと大切に、そして後世にも残していただけましたら幸いです。
ありがとうございました。
【絵本ワールド in ふくしま 2022】にご来場くださったみなさま、
そして、関係者のみなさま
この度はありがとうございました。
またお会い出来ますその時を楽しみにしております。
おかだだいすけ
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サイン会後、
展示ホールホワイエ
2階から見る展示ホールホワイエ
屋外展示場も賑わっております。
福島民報にも掲載されていた通り、
この日、ビックパレットふくしまの別会場では「ふくしま SDGs博」が開催されていましたので
行ってきました。
さかなクンの講演会もあるなんて!
これは参加するしかギョざいません。
様々なイベントが用意されていて
こちらの会場もずっと盛り上がっていました。