うつわギャラリー 唐津 草伝社(そうでんしゃ)
2023年6月15日 佐賀県唐津市
初めて草伝社さんに訪れたのは2015年11月25日。
明治時代の旧商家(井手邸)
木造二階建ての登録有形文化財(建造物)が草伝社さんです。
一階のギャラリーでは、主に唐津焼と有田焼の常設展示がされていて
陶展や様々な文化教室などが行われています。
(茶道・煎茶・花と器の会hanatoki・金継ぎ・料理・坐禅会など)
『器は作家からの魂を本人から感じるのではなく、器から感じ取るもの。
作家を消せた時、本当の料理が盛り付けられる。
お茶やお菓子はお客様がここまで来てくださったことへの
感謝の気持ちとしてお出ししています。』
そう話すのは、和菓子職人でもある草伝社 店主の原和志(はらかずし)さん。
岩手や東京から集まったメンバーでゆったりとした時間を過ごしながらも
皆、頭の中は「器欲しいモード」に。
スイッチが入った浅野社長。
お家柄、茶道、歴史、器にも精通した博識女子です。
丁寧に丁寧に器を選んでいきます。
前回訪れた時には、奥唐津の櫨ノ谷窯(はぜのたにがま)の吉野敬子さんという陶芸家さんが
個展をされていました。
お父様の吉野靖義さんがお亡くなりになられた直後の個展だったということもあり
とても印象に残っています。
今回僕がお迎えした器はこちら、府川和泉(ふかわいずみ)さんの「三島皿(みしまさら)」。
草伝社さんで器を購入すると、
必ずいただけるのが、「唐津 草伝社 器のしおり」です。
これからずっと大切にしていきたい一皿一皿への想い、
このしおりをいただくことで、さらに気持ちが入ります。
素材魂(そざいだましい)ここにあり。
〈品名〉 三島皿(みしまさら)
〈作者名〉 府川和泉(ふかわいずみ)
〈制作窯名〉 陶ぼう空(とうぼうそら)
〈制作地〉 佐賀県唐津市七山馬川851
〈制作年〉 2023年
〈作品分類〉 陶器 作家物
〈主な用途 〉食器
〈形状分類〉皿
〈作品様式〉三島
〈法量〉長径16.1×16cm 高さ3.4cm 重量279g
〈胎土〉稗田
〈成形方法〉蹴ろくろ
〈施釉〉長石釉・白土
〈焼成窯〉連房式登り窯
〈登録番号〉179220 11-3-11-1
そして、作家さん本人からのメッセージも添えられています。
草木が、地に根をおろし、太陽の光を陽び生きていく。
自然を見つめ、土と一日一日を大切に生きていきたいです。
土ものは、使われる事により表情が変わっていく楽しみがあります。
但し、水分等を吸収しますのでカビ等で汚れる事もあります。
次の点に注意して下さい。
・使用後、天日又は食器乾燥機などで乾かし、湿気の少ない所に収納して下さい。
(梅雨時は、天気の良い日に日光消毒をして下さい。特にぐい呑等)
・油物を入れる時は、紙や木の葉を敷いたり、器に湯水を通してから使用して下さい。
湯呑み等水が染みてきても、使用していくうちに自然と止まってきますが、
米のとぎ汁、おもゆを入れると早く止まります。
気を付けて作っておりますが、お気付きの点がございましたら、ご連絡ください。
【陶ぼう空】
住所:〒847-1102 佐賀県唐津市七山馬川851
電話:0955-58-3143
【うつわギャラリー 唐津 草伝社(そうでんしゃ)】
住所:佐賀県唐津市北波多徳須恵1030-3
電話:0955-64-3540
Instagram:https://www.instagram.com/soudensya.official/?hl=ja
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早速、三島皿が大活躍しています。
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