ころだい・コロダイ・Diagramma picta
2023年6月7日
長崎県平戸市 白浜港 釣遊丸さん
つり具のまるきん佐賀北部バイパス店さんと
BGhirado 村田勇船長主催の
「ネコメタルで釣ったろう会」に参加してきました。
今回の大会ルールは、魚種問わず一番大きい魚を釣った人が優勝。
ということで、張り切ってスタート。
僕が一匹目に釣った魚が
こちらのコロダイでした。
ヒットジグは、
ネコメタル 【ピチピチイワシカラー】 30g
初めて釣ったコロダイが嬉しくて、
普段なら、釣りのファイトシーンを動画撮影したり、
釣った後にじっくり観察したり、魚の各部位を撮影したりと
魚を学び、発信するために時間をかけるのですが、
この日は、大会。
勝負の日。
ということで、撮影もラフに終え、
すぐに頭を切り替えて、釣りを再開。
もっとじっくり撮影したかったぁ。。。涙
成長するにつれ、色、模様、姿を大きく変えることで有名なコロダイ。
今回釣ったものは成魚です。
(※朝焼けに当たっているため、本来の色とちょっと違います。)
【稚魚】の時は、透明な体に黒の横縞が4本
【幼魚(3ヶ月)】の時は、黄色と黒の太めの縦縞模様でゴンズイ(背ビレと胸ビレのトゲに毒を持つ)のモノマネをしたり、体をクネクネとさせながら泳いで
ヒラムシ(猛毒のテトロドトキシンを持つ)のモノマネをして
敵から身を守ったりしています。 独自の生き残り術。
毒魚のモノマネをすることで敵から身を守る、独自の生き残り術です。
【若魚(1年ほど)】の時は、徐々に縞模様が消え、黄色と黒の縦縞が斑点状に変化
【成魚(2年ほど)】になると体全体に黄色の斑点だけでなく、
背ビレや尾ビレまでも茶色系の斑点模様になり、岩や珊瑚に似せています。
比較的温かい海に生息しているコロダイ。
コロダイという名前ですが、タイの仲間ではなく、
スズキ目イサキ科ということで、 イサキの仲間で
岩礁や珊瑚礁に生息していることが多い魚です。
大きさは最大で80cmほどに。
コロダイの口、唇。
人間の唇に似て、ぷにぷにしています。
唇はかなり分厚くて、岩礁帯のゴツゴツした岩の隙間にいるエサを
吸い込み捕食する際、岩にぶつかっても唇がひどく傷つかないように、
クッションのような役割をしています。
コロダイのエラ蓋
エラの写真が撮れませんでしたが、
エラの一部である鰓耙(さいは)が、他の魚よりも短めで隙間が大きくなっているので、
砂地での捕食の際、砂ごとエサを食べても、
獲物以外の砂はエラから出すことができます。
コロダイは、口の奥には咽頭歯(いんとうし)と呼ばれる歯がある系の魚なので
エビカニなどの固いものも噛み砕いて食べることができます。
コロダイの背ビレ
コロダイの腹ビレ
コロダイの胴体
コロダイの第2背ビレと臀ビレと尾
コロダイの第2背ビレと臀ビレと尾
船内、色々盛り上がり、一日終わって計測すると、
コロダイが60cmUPということで、
なんと一番大きな魚を釣ったのは、
僕ということになりました!
協賛の「issei海太郎」さんより
優勝商品として、タングステン ネコメタル50gを2本いただきました!
ありがとうございました!
忘れられない、思い出の一匹となりました!