ブロッコリー・broccoli・Brassica oleracea・ミドリハナヤサイ
[青果]
アブラナ目
アブラナ科
アブラナ属
ヤセイカンラン種
ブロッコリー
緑黄色野菜の一つです。
原産地は地中海沿岸。
花蕾(からい・つぼみ)を食用とするキャベツの一種が
イタリアで品種改良されて現在の姿にまで発達しました。
原種はキャベツの原生種(野生)のヤセイカンラン(学名: Brassica oleracea)、
キャベツの野生種でケールに近い系統からできた野菜で、
カリフラワーの原型とされています。
日本へは、明治時代初期に観賞用に渡来してきましたが、長く普及せず。。。
第二次世界大戦後、本格的に食用の栽培が始まり消費が拡大、
昭和50年代に、健康的な食生活に関心が集まり、
栄養価が高いことが注目されて食用として広まったのがブロッコリーの日本史です。
和名は、「ミドリハナヤサイ」。
カリフラワーとブロッコリーは、どちらもキャベツの変種なので
生育初期の見分けは難しいです。
数え方の単位は「株」。
食用とするのは蕾の状態の花序と茎で、
収穫せずに栽培を続けると巨大になった花序に
多数の黄色やクリーム色の花が咲きます。
ーーーーーーーーーーー
2013年12月3日
佐賀県杵島郡白石町
ブロッコリー農家の松尾さんにお会いしてきました。
日頃からブロッコリーは好きで食べていますが、
こんなに元気いっぱいで生き生きした状態のブロッコリーを見るのは初めてだったので大興奮。
美しく、面白い形状に見入ってしまいます。
畑でこうやって野菜を見ると、どんな野菜も生でかじってみたくなるのは
人間の本能でしょうか。
そう思っていると、
サッと、ブロッコリの葉を下から持ち上げて、
鎌(かま)で茎をシュッと切り、
あっという間にブロッコリーを収穫する松尾さん
茎付近の葉を鎌で切り落としていきます。
「ブロッコリーは、茎がうまいんだ。」と松尾さん
太い茎が現れました!
ブロッコリーはご存じの通り外来語です。
英名のブロッコリー(broccoli)の語源は
「茎」という意味のイタリア語である 「brocco」を経て、
「突起」「出っ歯」の意味のラテン語の「brocchus」 から来ています。
フランス語名は英語より「 c 」のスペルが一つ少ない
「brocoli」(ブロッコリィ)という男性名詞で
イタリア語名は「broccolo」(ブロッコロ:単数形)、「broccoli」 (ブロッコリ:複数形)です。
その場で茎を切り、
生でかじる松尾さん
僕にも切ってくれました。
う、うますぎる。
ブロッコリーの花芽も生のまま、がぶり!
もはや、調理不必要な美味しさなんですけど^^;
流通面のことも含め、市場に出荷する際には茎を15cmに切らなくてはならないというルールがあるそうで、
松尾さんは、芯を長く付けたままの美味しいブロッコリーを出荷したいとおっしゃっていました。
松尾さん、ブロッコリーの魅力をたくさん教えてくださり、ありがとうございました!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【ブロッコリーの洗い方、というかすすぎ方】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ボールに水を張って、茎を持ち、蕾を水に沈める形で
中のホコリやゴミ、虫などを取り除きます。
2分ほど浸けておいて、すすぐだけでOKです。
ーーーーーーーーーーーー
2013年12月15日
第64回 酢飯屋バーベキュー(テーマ 佐賀県)にて
https://www.sumeshiya.com/bbq/2013/saga.html
山領ファームの食べるたまねぎドレッシングで食べる佐賀サラダ
松尾さんのブロッコリーが主役を張っています!
芯が太くて長いブロッコリー、
捨てるところはありません。
美食家だらけの参加者の皆様も唸るブロッコリー。
東京の、ど真ん中で輝いています。