三陸翡翠あわび(さんりくひすいあわび)
[海の生き物]
1982年 アワビ養殖業開始
東日本大震災で養殖施設が被災するも奇跡的に親貝の流出を免れた
【元正榮(げんしょうえい)北日本水産 あわびの世界一の養殖技術】
・交配、産卵、孵化、生育までの一貫養殖(自社だけの技術)
・陸上養殖育ちのDNAを有するエゾアワビ(蝦夷あわび)で高歩留まり
・天然あわびを超える美味しさを備えたあわび界のサラブレット
・正真正銘の三陸産、国産エゾアワビ
・天候や海の状況、海藻の成長に左右されない安定供給
・生産管理で安定価格での提供
・受け継がれた伝統とマニュアル管理で実現する安定した味
・抗生剤や成長ホルモンを使用しない安心の品質
(写真は冷凍状態)
リアス海岸の地層によって自然濾過されて浸透した
地下浸透海水をポンプで地上に汲み上げ、加圧式急速濾過器でさらに濾過して、
成長過程ごとに異なるアワビが入った飼育巡流水槽に24時間 365日かけ流すことで
養殖水槽を常に清潔に保っています。
稚貝・成貝のエサは栄養価が高く、アワビの成育に最適な
コンブやワカメ(三陸沖)や時期により自然由来の海藻などを主原料に作られた
ペレット状の配合飼料を主に使用しているため養殖アワビの貝殻は鮮やかな緑色をしています。
これが、翡翠あわびの名前の由来!
あわびの成長だけでなく、「味わい」を深める配合飼料成分になっています。
僕も食べてみましたが、ペレット自体は思ったよりコンブコンブしておらず
旨みが強すぎない感じなのに、これをアワビが食べると美味しく成長するんですね。
オスとメスを人工授精
産まれた卵は15時間ほどで孵化
1週間ほど浮遊幼生として水中を漂い、
珪藻類を食べるために枝などに付いて、付着幼生として1ヶ月ほど幼貝飼育(幼貝の生存率は90%以上)
1年ほどで3,4cm〜の稚貝になり
3年で成貝に成長
5年も経てば8cm以上の成貝になります。
陸上養殖あわびとはいえ、それぞれの大きさには個体差が生じるため
放流や販売に適した大きさに一つずつ手作業で選別して
成長スピードによって養殖用アワビと放流用アワビに分けられます。
運動量が多い天然あわびは、流れのある海中で育つと身がしまり過ぎ固くなってしまったり
餌を食べる際に取り込まれる砂や汚れは、キモに蓄積されていきます。
三陸翡翠あわびは陸上の清潔な養殖水槽で育てられるため
外敵も荒波も気にせず自由に運動し
肉厚なのにやわらかく、キモには砂が無い状態でおいしく育ちます。
好適な水環境を整備し
優良な稚貝を育てることと、良質な餌を十分に与えることができるのが
陸上養殖で一貫生産する最大の強みであり、メリットだということがわかります。
こちらは、活あわびを蒸して冷凍処理された「スチーム冷凍あわび」。
冷凍保存で賞味期限2年!
袋に入った状態の冷凍あわびを使う直前に流水解凍で10分前後。
解凍するだけで使える便利さ。
スチーム済みなので、柔らかく、手で簡単に殻から外すことができます。
もちろん、活あわびの出荷もされています。
三陸翡翠あわびと味噌クリームチーズのパスタ
料理ジャンルは無限大、色々な料理で主役を張ってくれます。
シーフードショー大阪2024にてご一緒させていただきました。
写真左:古川季宏社長
写真右:営業で息子の古川翔大さん
写真中央下にゴロッと盛り付けられているのが三陸翡翠あわびとキモです。
【元正榮 北日本水産株式会社】
所在地:岩手県大船渡市三陸町綾里字石浜71-1
電話:0192-42-3056
ホームページ:https://www.sanriku-hisui-awabi.jp/
さばき方やレシピはYouTubeチャンネルから
https://www.youtube.com/@user-cn2ol4eg1m