パウンドケーキ・pound cake
レモン黒糖パウンドケーキ
パウンドケーキは、バターケーキの一種です。
パウンドケーキの名前の由来は
小麦粉、バター、砂糖、卵をそれぞれ1ポンドずつ使って作ることからです。
フランスブルターニュ地方、イギリス発祥の家庭向けのケーキです。
フランスではカトルカール(quatre-quarts)とい呼ばれ、
『四分の四』の意味です。
これも小麦粉、バター、砂糖、卵の4つの材料を同量ずつ使うことに由来しています(4=1×4)。
レモンピールで香り付けし、レモン風味の糖衣をかけたトーフェ(tôt-fait)は
「すぐにできる」という意味で、同じパウンドケーキも焼かれています。
イギリスでは18世紀初頭に、この種のケーキがレシピ集に登場し始めています。
当時はケーキを膨らませる技術の過渡期で、
新たに登場した卵で膨らませるケーキの中でも、パウンドケーキは定番として定着しました。
初期のレシピは材料を撹拌する為の時間が、
現代では考えられないような長時間に設定されているレシピも珍しくなく、
材料費もイースト使用のケーキに比べ高価になるため、上等なケーキとされていました。
あずきのパウンドケーキ
レモンのパウンドケーキ
器:北川チカさん
完熟金柑とチョコレートのパウンドケーキ
器:望月万里さん