龍谷山田中寺(りゅうこくざんでんちゅうじ)
[神社仏閣]
住所:東京都新宿区改代町11
山号:龍谷山(りゅうこくざん)
院号:
寺号:田中寺(でんちゅうじ)
宗派:曹洞宗(そうとうしゅう)
曹洞宗寺院の田中寺は、龍谷山と号します。
田中寺は、一山智乗大和尚(寛永8年1631年寂)が開山となり、
寛永5年(1628)天神町に創建、寛永17年(1640)改代町に移転したそうです。
田中寺は改代町十一番地にあり、龍谷山と號す、曹洞宗、天徳寺末にして傳久寺に隣れり。
江戸砂子に云、寛永の頃、御鷹狩の時、此庵に御腰かけさせられ、御茶などめしあがられ、
寺號を御尋ありしに、定れる名もなきよしを申上るに、四方を御覧ありて、田の中にひとつの寺なれば、
田中山田中寺と申へきよし、上意によりて號(紫の一本)初めは山號も田中と呼びにしか、
山門の額「龍谷山」の三字は月坡書とあり。
本堂は東に面す、堂前に、「山手札所二十四番富田地蔵尊」としたる標石を建て、香華を手向けたり。
寺の裏は墓地にして十二番地なり。(「東京名所図会」より)
龍谷山田中寺、牛込天徳院末
寛永五年天神町に起立、同十七年改代町に移る。
開山一山智乗大和尚、寛永八年正月廿二日遷化。
舊境内六百坪年貢地。(「牛込區史」より)