岩手県釜石市「浜千鳥」
[酒蔵訪問]
昨年より岩手県と酢飯屋がコラボで実施している企画
『結の香 -ゆいのか-』純米大吟醸 お披露目会。
今年も5月から続くこの企画、7/11に第3弾のお披露目会が今晩開催されます!
(開催概要はこちらから。)
今回ご登場くださる酒蔵さんは、浜千鳥さんと泉金酒造さん。
当ページでは、酢飯屋関係者の浜千鳥さん訪問時の様子をご紹介します。
お披露目会に参加される方は是非予習してくださいね!
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浜千鳥さんは、岩手県釜石市に位置づけられる、全国にファンの多い酒蔵さんのひとつ。
都内でも、よく知っている、飲んだことがある、という方も多いのではないでしょうか。
蔵をご案内くださったのは、杜氏・奥村康太郎さん。
33歳という若さで、この蔵元のお酒の味と品質の責任者を務められています。
しかもとっても爽やかイケメン!心無しか蔵見学のワクワクが盛り上がります・・・
蔵の中はちょうど仕込みが終わりかけ、発酵中のお酒の仕上がりを待つという時期。
麹室での麹作りはもう作業は終わっていました。
綺麗に掃除の行き届いたヤブタ式のお酒の圧搾機。
圧搾には、薄い袋状の布を敷き詰めてそれらをぎゅっと搾るのですが
並べる順番がちゃんとあって、分からなくならないように一枚ずつにA→C→A→Cと記号がふられていました。
あまり今までの酒蔵さん見学では気づきませんでしたが、皆さんこうされているのですかね。
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ずらっと並ぶ発酵タンクには、これから全国の浜千鳥ファンの元へ届く未来のお酒たちが
ぷくぷくと小さな泡を立てて誕生している最中。
浜千鳥さんでは地元を大切にする想いから、酒造りのためのお米も主に地元岩手県産の
「吟ぎんが」を使用。
お水は北上山地系仙磐山の伏流水を使い、この柔らかい水質が浜千鳥さんのお酒の柔らかさに
繋がっているのだそうです。
と、お酒のお話をたくさん伺う最中、イケメン奥村さんが気になり、お酒造りの話題の間に
奥村さんご自身の情報を引き出そうとちょいちょいと奥村さんのバックグラウンドについての
質問を入れる酢飯屋・岡田。
奥村さんは、もともと埼玉県上尾市のご出身で、それまで岩手には特に縁が無かったとのこと。
都内の大学在学中に日本酒造りに興味をもち、酒造りといえば「南部杜氏」と思い立ち
岩手県に酒蔵見学へ。
その際に浜千鳥の現社長と出会いその後2005年に岩手県に移り住み入社されたのだそう。
その行動力が素敵です。外見だけでなく、中身もイケメンです。
その後、南部杜氏の選考試験に主席で合格され、2012年に杜氏に就任。
若い力で浜千鳥を引っ張られています。
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続いて事務所に連れて行っていただき、お酒をいただきます。
事務所では社長・新里進さんがお待ちくださっていました。
今ではすっかり岩手県での生活も慣れ、地元の方々からも愛される奥村さん。
こんなに情熱を持ってこの蔵へやって来た若者とそれを受け入れた社長。
お2人はとっても厚い信頼関係で結ばれているのかと思いきや、ご一緒のところを拝見していると
あっさりとした関係でお互い褒め合うわけでもなく、、男同士って面白いですね。
そんなお2人が、仲良く(?)事務所でお酒を注いでくださいます。
浜千鳥さんの結の香は柔らかい仕込み水を使われているだけあって上品で優しさ溢れる味わいです。
その他、7/11のお披露目会では岩手県産にこだわったお酒をお出しいただく予定です。
もちろん、仕込み水も蔵から直送で酢飯屋にお届けいただきます!
ところで、「浜千鳥」の由来は何なのか、社長に訪ねました。
表向きは、国立公園に指定されている風光明媚な陸中海岸の浜辺に群れなす千鳥をイメージし、名付けられたとのこと。
一方で、陸中海岸の浜辺を千鳥足で歩く酔っぱらいの姿から由来する、という解釈もあるそうです。
ユーモアのセンスも抜群の社長なのでした。
最後に、男3人で仲良く記念撮影!
なお、お披露目会当日は奥村杜氏がご参加くださる予定です。お楽しみに!
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[今回訪問した酒蔵]
株式会社浜千鳥
岩手県釜石小川町3丁目8番7号
TEL. 0193-23-5613
http://www.hamachidori.net/index.html