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あしはらがに・アシハラガニ・葦原蟹・ Helice tridens

[海の生き物]

アシハラガニは主に泥質干潟(でいしつひがた)や塩生植物(えんせいしょくぶつ)が育つ川の河口にすむので、
干潟周辺の堤防の下や、葦(あし)の群生地の地面の穴を掘ると見つかります。
アシハラガニは甲幅(こうはば)が3〜5センチほどで
ヤマトオサガニと似ていて、四角形の甲羅の背中にはHの形をした溝があるのが特徴です。
目の下に10〜20個の突起があり、他のカニのハサミよりはるかに厚みがあり、丈夫なのが特徴です。
大きくて強いハサミを利用して穴を掘り、穴を掘る時に出た土を積み上げます。
時々自分の力を誇示するかのようにハサミを上に持ち上げ、敵を威嚇します。
アシハラガニは泥や草も食べますが、他のカニを捕食することもあります。