のこぎりざめ・ノコギリザメ・鋸鮫・Pristiophoridae
2010年2月 ノコギリザメ
ノコギリザメ目
ノコギリザメ科
ノコギリザメ
日本各地の水深10〜800mの砂泥底にこんな感じで生息しています。
水中では、少し反り上げる格好で特徴的なフン(ノコギリ部分)のを持ち上げています。
途中に、2本の髭が本伸びています。
ここがノコギリザメのノコギリ部分、「フン」といいます。
そして2本のヒゲ。
平たくて、細長い。
ノコギリザメはこのフンで獲物を叩いて気絶させて捕食します。
平な所で叩かれても痛いでしょうが、縁にあるトゲトゲを振り回されて刺されたら
小魚は一溜まりもないですよね。。。
フンのスジ模様
フンに通った2本の筋がまた武器っぽさを感じさせます。
2本のヒゲはきっと、オジサン同様にセンサーになっていて、
砂地に潜む獲物を探すための役割があるのでしょう。
ノコギリザメの眼
ノコギリザメの眼
ノコギリザメの眼
眼のすぐ近くにもノコギリのギザギザがあります。
ノコギリザメの眼
ノコギリザメの眼
ノコギリザメの眼の横にあるあの穴なんだろう?
もっとしっかり撮影しておけばよかった。。。
眼の角度を変えて見ると、こんな綺麗な色にもなりました。
ノコギリザメの胴体
ノコギリザメの背
ノコギリザメの背
ノコギリザメの背ビレ
ノコギリザメの第一背ビレ
ノコギリザメの第一背ビレ
ノコギリザメの第二背ビレ
ノコギリザメのエラ孔は5本
エラ孔のすぐ横には胸ビレ
ノコギリザメの胸ビレ
ノコギリザメの胸ビレ、大きく発達しています!
ノコギリザメの腹ビレ
ノコギリザメの
第一背ビレ、胸ビレ、腹ビレを広げて
ノコギリザメの下半身
ノコギリザメの下半身から尾にかけて
ノコギリザメの尾ビレ
ノコギリザメの尾ビレ
中が透けてる!
しかし本当にノコギリ状だなー。
よく見ると長い棘と短い棘が、ある程度規則的に並んでいます。
超鋭利ではないものの、強く叩かれたら痛いだろな。。
ノコギリザメの脳天
ノコギリザメを神経締めした痕。
さかな人、長谷川大樹氏の作品。
神経締めの穴の左側
分の付け根部分は窪んでいます。
神経締めの穴の右側には何やら穴が2つ開いていますね。
フンを透かしてみると、この美しさ。
東京の町にノコギリザメというギョスタルジック。
サイズ感はこんな感じ。
フンの裏面は真っ白で、ヒゲがこんな所からこんな風に生えています。
大きな穴が鼻の穴でしょうか。
その周りにも細かなロレンチーニ器官が確認できます。
口の形はへの字口。
鼻の穴の入り口付近は匂いを嗅ぎやすいように、
海水を取り込みやすいような形状になっています。
歯は、やはりサメの歯。
一本一本がギザギザで、たとえ折れても次の歯がすぐに出て来れるように
何列にも装備されています!
噛まれたくない!
口を開けてみようと思いましたが、うまく開くことができませんでした。
ノコギリザメの腹側は白。
ノコギリザメの腹を開いたところ
ノコギリザメの腹を広げるとこんな感じ。
今回は、内臓を取り除き、綺麗にしていただいたものを届けていただきました。
鮮度も良く、臭みも全くないので、生で食べられる個体です。
血液もほぼ残っていません。
骨が見えますが、サメ類は骨が軟らかいのも特徴の軟骨魚。
ノコギリザメを持ち歩いていたら、銃刀法違反になるのかならないかは、
道徳的に違反と感じてきたので、そろそろ室内に入ろう。。
なかなか陽に当てて見ることの出来ない、ノコギリザメのフン。
最後にもう一度その美しさを堪能。
せっかくなので、このノコギリの切れ味を試してみよう。
道具として、かっこいい造形とデザインの見た目ではありますが
果たして使えるのか?
ノコギリですから、上下上下に押して引いてをしてみると、
おおお!
ちょっと力を加えなければですが、しっかり切れます。
大根がボロボロになり気味ではあるものの、
素手では到底切れない大根が、しっかりと切り落とせました!
夢にまでみたノコギリザメごっこ。
フンの付け根の左右に穴を開けて、輪ゴムを通し、耳にかける。
最高の時間をとことん満喫。
料理道具の一つとして、認められたノコギリザメのフンの図。
幼稚園から帰ってきた長男も、やっぱり同じことをしている。
やりたいよね。
次男も保育園から帰ってきて、
早速ノコギリザメの頭に興味津々。
触ることが、全て学びに繋がる。
そしてまたまた、
すし用にノコギリザメ 2尾仕入れました。
2018年 1月
ノコギリザメの握りずし
ノコギリザメの握りずし