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桶栄-おけえい-

[道具]

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東京 下町 深川にある『桶栄-おけえい-』さんの作品が酢飯屋に。

樹齢300年の天然木(木曽の椹(さわら))で作る
日本でたった一人の『江戸結桶師-ゆいおけし-』
川又栄風(かわまたえいふう)さんと塚本雅子先生とともに
2012年 5月 
江戸前寿司を日本で初めて伊勢神宮に奉納するという使命をいただきまして
無事奉納をさせていただきました。
当日の写真は神様とのお約束もあり、公開することができませんが
その寿司奉納式の時に使わせていただいた
神聖なる寿司道具と再会することができました。
神棚に飾っておきたいほどの
見とれてしまう桶や道具の数々。
今の自分にとっては、まだまだ使いきれない
手入れの難しい道具ばかりです。
しかし、
やはり道具。
背伸びをしてでもこれを日常的に扱えるように
毎日触れることを決心しました。
塚本雅子先生のおかげ様で
今回、このような機会をいただけましたこと、
本当に感謝いたします。

現在の江東区深川の木場は、
江戸時代初期より良質な木材の集積場として発展した土地。
そこに唯一残る江戸結桶の店が『桶栄』さんです。

樹齢300年をこえた、天然木(木曽の椹(サワラ))を
自ら手入れされてつくられたこの道具類。
檜より水はけがよく、
食べものに香りの強いヒノキオイルなどがつかない配慮からということで、
木製品をあつかう職人さんでも
木から自らが乾燥させたり、
様子をみてそこから処理するのは川又さんだけのようです。
深川木場のお生まれなので
桶栄のウリは
檜より高価な椹(サワラ)なのだそうです。

700年前から現在まで日本の暮らしの中で使われてきた桶の型を極めること、
そして、100年後も通用する型を生み出したい。と四代目の川又さんは語ります。
川又さん、途中心配になりましたら、すぐにお伺いさせていただきますね。

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川又栄風(かわまたえいふう)さん
結桶師(ゆいおけし) 桶栄(おけえい)四代目(当代)
1961年 材木の町である東京・深川に生まれる