松田樹生-まつだみきお-
[記録]
大型新人現る。
『高校1年生の時に酢飯屋のホームページを見て、それから追いかけています!』
初めて彼とゆっくりお話をしたその時に
当時17歳の彼が言ってくれた言葉である。
現在 17歳 高校3年生。
小学生の頃から今まで、
頭の中はずーーーーーーーっと料理のことばかり考えている。
朝ごはんもお弁当も夕ご飯も作る。
こんなに料理のことばかり考えている人って、
デンマーク コペンハーゲンに本拠地を構えていた
世界一のレストラン『noma』のシェフ 髙橋惇一くんみたいだ。
大好きで、楽しくて料理をしている人が作り出す料理には
おいしくな〜れの気持ちや、調味料とは別に、
『笑顔の素』が必ず入っているから。
将来の夢など、とっくに決まっている彼にとって
目指す方向はブレない。
二十歳になったばかりの新人、大山浩輝も
彼から学ぶことはたくさんあるでしょう。
(ちなみに今日は彼ら二人仲良く、ガリを仕込むための生姜をスライスして楽しでいる。^^)
そして、僕たち30代もたくさんの学びがあり、刺激を受けます。
年齢を超えた切磋琢磨が
楽しい未来を作っていくのだと思います。
自分の信じた道を突き進め!!!
樹生くんたちが酢飯屋に食事にいらしてくださった時の写真。2018年
左から弟の岡田聖也 男の子二人の父親は少し太り気味になってきています。
某日本料理屋さんに就職したコンセプトが明確な料理人松田樹生くん
中央で天に召されそうに光り輝く酢飯屋の岡田大介代表
未来設計が明確が料理人、西雪慶吾くん。
22歳で若手なのに彼ら二人のおかげでおじさんになってしまった大山浩輝
着々と成長してきています。
大物料理人確定!!
そんな言葉を発したくなる。
この年齢で食への意識がずば抜けてますよ。
この年齢というか、小学生の頃からだとか。。。
給料、おこづかいは、ほぼ勉強のため食にまつわるものに費やす。
食べた食事は写真を撮り、細かく内容を記録していく習慣。
休みの日も料理をする。
友人が集まれば料理をする。
お土産です。と、買ったものではなく手料理を差し入れする。
食材に捨てるところ無し。の精神。
食への興味、探求と勢い。
食への好奇心を小さな頃から持ち続けている彼らは
一体どんな食の未来を提案してくれるのだろうか。
僕は僕で自分の道を追求していきます。
またお話聞かせてください。
松田樹生がランチに来た。
なんでしょう。
お食事にいらっしゃるお客様は多くいらっしゃいますが
松田樹生が食事に来るときは変な気持ちになります。
松田樹生が五感をフル活用し分析し、食べたそれをどう表現するのか?
ここがどうも気になって仕方ないんです。
それは聖也も浩輝もきっと同じかと。
とっても年下の食経験値の高い世代が
自分たちの料理を食べた時の鋭い反応。
美味しいものを食べないと、美味しいものが作れない。
色々な食体験をしないと、それを超える食体験は提案できない。
ただ伝統を受け継ぐだけでは物足りなく感じられてしまう時代に僕たちは生きているので、教わったこと、伝統をそのまま丁寧に表現していてもダメだという時代。2代目、3代目、4代目が革新を求められると
立ち位置的にそりゃ困りますよ。
僕たちは良くも悪くも初代です。
初代は教わったことに革新を起こし、
現代に合わせて未来を見据えてもいいし
現代だけ見ていればいいです。
初代は大変だけど、大変以上に面白いよって話です。