土田酒造(群馬県川場村)
瓶をドンとおき、ゆったり座って飲む。
食べては、また飲む。
自然の乳酸菌が育んだ山廃仕込。
加水なしの純米吟醸。
この強健なる酸味と旨みを、歯ぐきで味わいたい。
冷やでぬる燗で。
和食もフレンチにも涼やかな山廃純米吟醸。
平成三〇酒造年度醸造 2019-2019
土田 TSUCHIDA 山廃純米吟醸
原材料名 米(群馬県産)・米こうじ(群馬県産米)
精米歩合 50% 掛米 60%
アルコール分 15度(原酒)
製造年月 2019年3月
土田 麹九割九分
麹米使用割合99%
2018-2019
平成三〇酒造年度醸造
土田ナンバーズ『99』
通常2,3割の麹米を、『9割9分』使って仕込まれています。
濃厚芳醇な旨味と酸味が特徴です。
お燗ばえもよく、麹菌の持つ可能性を最大限に引き出されたこのお酒は、
力強く、綺麗な琥珀色に輝いています。
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合:70%
アルコール分:16度(原酒)
酒母製法:土田式山廃酒母
『アオリイカ』を握っていきます。
イカ繋がりということで、
おもむろに出した、ホタルイカの本とイカの本にめっちゃ前のめりに反応してくださったのが
東京大学の大気海洋研究所でアオリイカの研究をしている苫野哲史(とまのさとし)さん。
日本イカ連合の主要メンバーでもあります。
イカと塩と麹で作る調味料『いしる』の話で盛り上がりましたので、
僕のお気に入りの『いしる』を少しずつお味見していただきました。
アオリイカは、スキューバーダイビングで感動の産卵シーンを見てきたこともあり
想いが寿司に入ります。
僕の横で何やら怪しいことを始める熱燗DJつけたろう
傍らにはGin(ジン)?
【TATSUMI DISTILLERY 犬啼(INNAKI)】
Alchemiae Gin(アルケミエ ジン)
大型ポットスチルとカブト釜蒸留器で造られた
粕取焼酎とちこり焼酎をベーススピリッツ。
ジュニパーベリーをボタニカルに使用している
アルコール分45度のGin(ジン)。
北海道の夕張市から移設した大型銅製ポットスチルのジンと
カブト釜蒸留機(伝統的な蒸留機で明治時代まで使われていた香味のある蒸留が出来る。大変手間と時間がかかる)のジンの
ブレンド。アルケミエの定番です。
ワイングラスに少量入れて、この香りをグラスに纏わせるように
リンスしていきます。
Ginでリンスされたワイングラスに注がれたのは、
群馬県川場村 上田酒造の
【シン・ツチダ】
完全無添加醸造で造られたお酒です。
そもそも土田酒造さんの蔵のすべての日本酒は
醸造アルコールを添加しない純米造りですが
酒質矯正剤や発酵補助剤など、
ラベルに表示義務のない添加物も一切使用していません。
ちなみにこのお酒は精米歩合90%です。
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)
アルコール分 15度(原酒)
精米歩合 麹米50%・掛米60%
酸度 2.1
製造年月 2017.3
杜氏 星野元希
山廃純米吟醸 土田
平成28酒造年度醸造
ほどよく辛くて強健で涼やかな酸味と旨み
あと味にコクを感じます。
誉國光 純米吟醸
アルコール分 15度以上16度未満
原材料名 米(国産)米麹(国産米)
精米歩合 60%
日本酒度 -6(甘口)
製造年月 15.6
誉國光 特別純米
原材料 米(国産)米麹(国産米)
精米歩合 60%
アルコール分 15度
日本酒度 +6
製造年月 15.6
土田 イニシャル『M』
数量限定試験醸造 イニシャルシリーズ
【次なる挑戦 低精白米 酵母無添加 生酛仕込み】
M=Majestic(雄大)
それはまるで、包み込まれるような感覚。
優しさと厳しさ。
穏やかさと、荒々しさ。
雄大な大自然に抱かれ、心地よく酔う。
原材料名:米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合:麹米90%・掛米90%
麹歩合:35%
種麹:焼酎用黄麹
粕歩合:23%
アルコール分:16%(原酒)
いつも脇役になりがちなシバエビを
お寿司で主役にしたい!
そんな想いで考えたのが
シバエビの再仕込み醤油漬けのセパレートタイプのお寿司です。
香川県小豆島のヤマロク醤油さんの再仕込み醤油。
どんなお料理でも数滴垂らすだけで、驚くほど食材の旨味を引き出して
その味にコクも加えてくれます。
それだけで食べると淡白なシバエビの味をグイッと引き出してくれるのが
この再仕込み醤油です。
製造工程の関係もあり、色が濃い目の黒ですが
塩分濃度は高くなく、絶妙なんです。
そこに合わせるお酒は・・・・
熱燗DJつけたろう。
何やらニヤニヤしながら白い液体を注いでおります。
そして、ハンドブレンダーで撹拌!?
群馬県土田酒造のイニシャル『M』に合わせるのかと思いきや、
ギリシャヨーグルトに飲むヨーグルト、土田のイニシャル『M』にクリームチーズ。
これらを撹拌してお燗にすることで、
以前、長野の酒蔵さんのヨーグルト酒を温めてチーズ香を表現したように、
DJ自らがヨーグルトチーズ日本酒を作り出し、それを温めて
シバエビに纏わせることで、
お寿司の後に、エビグラタンも楽しめてしまうという
奇抜なペアリングです。
それもこれも、日本酒や熱燗の素晴らしさや柔軟性を世に伝えるための
一つの手段です。
製造者 上田酒造株式会社
群馬県利根郡川場村川場湯原2691