さかな・サカナ・魚・Fish
【魚の体】
前に進む力は、からだ全体を左右にふることでうまれます。
尾ビレは8の字をかくことで前進する力を助けます。
背ビレや尻ビレで、左右のゆれをふせぎます。
胸ビレを大きく横に張れば、からだ全体のバランスがとれて安定します。
胸ビレはボートのオールのように、尾ビレは梶(かじ)のように
水の抵抗を利用して方向を変えます。
【側線(そくせん)】
魚の体の両側に、頭から尾にかけて見える1本の線です。
例えば、金魚鉢の中にそっと手を入れても、金魚はすぐに気がついて逃げてしまいます。
目に見えないガラスのふちにも決してぶつからないのは、側線で感じているからです。
側線の下に水の流れや圧力、低い音や震度などを感じる感覚器官があり、
脳につながっています。この側線器官があるため、水の中で身を守ったり、
餌を探したりすることができます。
【浮き袋】
魚は浮き袋の中の空気を、増やしたり減らしたりして大きさを変え、浮く力を調整しています。
【ウロコの種類】
サケなどの硬骨魚類のウロコは、瓦のように重なりあって体を覆っています。
〈円鱗〉後部に小さなトゲの無いもの
〈しつ鱗〉後部に小さなトゲの有るもの
〈じゅん鱗〉サメなどの軟骨魚類だけにみられる、とんがりのあるウロコ。
サメ肌と言われるようにザラザラしています。
円鱗やしつ鱗を拡大してみると、成長線と呼ばれる木の年輪のような線がいくつも見えます。
この成長線から魚の年齢を知ることができます。
【エラと呼吸】
生物は酸素を取り入れ、二酸化炭素を放出して呼吸します。
水の中でくらす魚は、空気中の酸素を利用できないので、
エラで水の中に溶けているほんの少しの酸素を取り入れて呼吸します。
水が入る時、エラ蓋は閉じています。
口に入った水は、エラを通って外にでます。
その時に酸素をとり、二酸化炭素を外に出します。
【魚の模様】
海藻の茂る岩礁帯や、水草の茂る湖や川の岸辺に住む魚は複雑な横縞の斑紋(はんもん)をもっています。
横縞は、海藻や水草の茎の間では、魚ん形をまぎらわす効果があります。
海や湖の水面近くを群れで泳いでいる魚の斑紋は普通の縦縞です。
縦縞は、魚が泳ぐ実際の速さよりも速く見せる効果があります。
身を隠すところの少ないカレイやヒラメの仲間は、
砂の色そっくりに体色を変化させることができます。
【鼻孔(びこう)】
魚は水の中でくらしているので、においも味も、水に溶けているものを
鼻孔で感じています。
【魚という文字 】
【魚という漢字】(長男 小学1年生)