牛の横隔膜の1つ(サガリ)
『サガリ』の仕込みについて、苦手でない方のみ以下ご覧ください。
このゾウさんの顔のようなパーツの
左右が『ハラミ』で下に下がったところにあるのが『サガリ』です。
焼肉店などで牛肉の部位の呼称として用いられる『サガリ』、「ハラミ」は、
いずれも牛の内臓を吊り下げる筋肉『横隔膜(おうかくまく)』に当たる部位です。
横隔膜は筋肉なので、本来赤身の一種といえますが、
内臓処理の段階で取れる部位であることから『ホルモン』に分類されることが多いです。
『サガリ』は、牛の横隔膜のうち腰椎に接する背中側の部位を食材としてみた場合の呼称です。
内臓を吊り下げている部分であることが呼称の由来です。
英語では「ハンギングテンダー(hanging tender)」といいます。
牛1頭から1本しかとれない部位で、脂身が少なく低カロリーです。
ブロック肉では中心に1本筋が入っています。