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杉谷なすび(すぎたになすび)

[青果]

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2019年7月
滋賀県の南東、忍者で知られる甲賀市甲南町の杉谷地区で
江戸時代から栽培されていた伝統野菜
『杉谷なすび(すぎたになすび)』の生産現場にお伺いしてきました。

杉谷なすびは、滋賀県の南東、
忍者で知られる甲賀市甲南町の杉谷地区で江戸時代から栽培されていた伝統野菜で、
丸なす系(巾着型)に属します。
古来、なぜか杉谷地区でしか育たないといわれており、
事実、近隣では同じものは存在していません。
印象的なのは、まずその"見た目"。
果実は真ん丸で大きく、直径10cm程度とソフトボールくらい。
とげとげしたヘタ部分はしっかりと厚みがあり、
表面は艶々として、表面に巾着のような筋が入っています。
さらに杉谷なすびの大きな特徴は、皮が薄く柔らかなこと。
賀茂茄子(かもなす)よりも皮が柔らかいです。
肉質は緻密で甘みがあるため、煮物や田楽、炒め物や揚げ物、浅漬けなど、
どんな料理にも幅広く利用でき、とろけるような味わいが楽しめます。
収穫は、平均300~350gを基準に出荷されています。
ちなみに生産者さんは「なす」と略さずに、
愛情をこめて「なすび」と必ず「び」をつけて呼んでいます。

収穫時期は8月上旬~9月下旬です。


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杉谷なすびの摘果は、元柱を残すだけでなく
花の開き方を見て、まん丸に仕上がりそうなものを残すそうです。

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