猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)・SARUTAHIKO SHRINE
[神社仏閣]
2020年も
伊勢神宮さまに御呼ばれいただきました。
ありがたき幸せ。
今回は、お寿司の奉納はいたしませんが
お寿司の未来と皆様とのご縁、感謝をお伝えしてきます。
本日は、猿田彦神社さまに参拝。
風。
天孫降臨を啓行(みちひらき)された猿田彦大神は、
高千穂に瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を御案内した後、
天宇受賣命(あめのうずめのみこと)と御一緒に本拠地である
「伊勢の狭長田(さながた)五十鈴の川上」の地に戻り、
この地を始め全国の開拓にあたられました。
そして、神宮第一の古典『皇大神宮儀式帳』等にあるように、
宇治土公宮司家の祖先で猿田彦大神の裔である大田命が、
倭姫命の御巡幸に際して、
猿田彦大神が聖地として開拓された五十鈴の川上にある宇遅(宇治)の地をお勧めし、
そこに皇大神宮(内宮)が造営されました。
そのため宇治土公家はその後、
神宮において代々「玉串大内人(たまぐしおおうちんど)」という
特別な職に任ぜられ、
式年遷宮で心御柱と御船代を造り奉るなど、重要な役割を果たしてきました。
同時に邸内では御先祖である猿田彦大神をお祀りし、
門前には全国から訪れる参拝希望者やお供えが絶えることはありませんでした。
猿田彦神社は猿田彦大神の子孫である宇治土公家が代々宮司を務める神社です。
【方位石=古殿地】
拝殿正面に昔の神殿跡を印し、方角を刻んだ八角の石柱があります。
昭和11年の御造営まで永く御神座のあった最も神聖な場所です。
大神の「みちひらき」の御神徳を表す八角形の石には、
毎日多くの人々が願いをかけて行かれます。
方位石には触る順番があります。
こちらを参考にどうぞ。
【佐瑠女神社(さるめじんじゃ)】
天照大御神が天岩窟(あめのいわや)にこもられたときに神楽をされ、
大御神が再び現れて平和な世を迎えられたと伝えられます。
天孫降臨の際は猿田彦大神と最初にご対面、
大神が御啓行(みちひらき)の後は詔により、ともに五十鈴の川上の地に来られ、
功により"猨女君"(さるめのきみ)の称号を受けられました。
俳優(わざおぎ)、神楽、技芸、鎮魂の祖神と仰がれます。
毎年8月17日・18日に斎行される例祭の日には、境内一杯の提灯に飾られて、ご崇敬の方々の様々な芸事が賑々しく奉納されます。
【御神田】
毎年5月5日には豊作を祈って早苗を植えるお祭り「御田祭」が行われます。
(三重県無形文化財指定)です。
桃山時代の衣装をつけた植方が、
のどかな田楽に合わせて早苗を植える様子は優雅な絵巻のようです。
田植えの後は豊作豊漁を占う団扇角力神事や拝殿前の豊年踊で賑わいます。
初夏の訪れを告げる伊勢の風物詩です。
猿田彦神社
三重県伊勢市宇治浦田2-1-10
ホームページ https://www.sarutahikojinja.or.jp/