アスパラガス・Asparagus officinalis
アスパラガスは、南ヨーロッパ原産ユリ科の植物です。
江戸時代に観賞用として日本へ伝わったとされています。
明治以降になってから食用として栽培され始めました。
現代の日本では、様々なジャンルのお料理に使われています。
水分を多く含むアスパラガスは、大潮(満月・新月)のときには、特に新芽を出し、ぐんぐん伸びます。
アスパラガスの△になっている部分は、袴(ハカマ)と呼ばれており、
ハカマの数が少なく綺麗なものほど美味しく新鮮なアスパラガスと言われています。
【アスパラガスの保存方法】
根元を湿らせたキッチンペーパーなどでくるみ、ビニール袋に入れて、冷蔵庫(野菜室)に立てて保存。
冷凍する場合は、硬めに茹でて、よく冷まし水気をきったものを
出来るだけ急速に冷凍すること。
【アスパラガスの下処理】
さっと水で洗い、根本付近の固い皮をむいておく。
『はかま』と呼ばれる三角のウロコのような部分を取り除く。
時間が経つと繊維が硬くなってくるため、収穫から2,3日以内に食べるべし。
【アスパラガスの食べ方】
アスパラは下の方が甘みが強く味が濃いため生で、
アスパラ中ほどは、粕漬けや味噌漬けに、
先端部分は香ばしく焼いてヤングコーンのような味わいにして
部分ごとに楽しみを分けて食べるといいですね。
【アスパラガスの栄養素】
〈アスパラギン酸〉
アスパラガスから発見された成分で、
ひろうの原因になる乳酸を分解してくれる一方でエネルギーも作り出します。
持続する効果もあるので、疲労回復や新陳代謝も活発にしてくれます。
利尿作用もあり、むくみ解消にも効果があると言われています。
〈ルチン〉
ビタミンCとともに毛細血管を強くし、血流を良くしてくれる働きがあります。
高血圧や動脈硬化の予防にもなると言われています。
〈プチン〉
アスパラガスのハカマには、アスパラプチンという
アスパラガス特有の栄養素が含まれており、血圧降下作用が
期待できると言われています。
〈葉酸〉
造血作用や細胞の再生を促し、美しい肌や髪を作るサポートをしてくれます。
また、赤ちゃんの脳や脊髄の正常な成長を促し、神経管閉鎖障害のリスクを
軽減されると言われており、特に妊婦さんには葉酸を摂ることがオススメされています。
〈ビタミンA,B1,B2,C,E〉
佐賀県太良町
森のアスパラ【A-noker(ええのうかー)】
長崎県壱岐市
許斐(このみ)農園
グリルしたアスパラガスを醤油漬けにしたもの。
焼きアスパラガスの醤油漬け細巻き寿司
レンコンとアスパラの寿司