節句磯(せっくいそ)
2020年3月
長崎県 壱岐島
漁協の組合員や家族であれば、
この日1日限りは、行使料を支払えば、誰でも漁を行ってもOKという
『節句磯(せっくいそ)』。
ヒジキの採取は禁止、モズクについては、後日通知。
禁漁区を除くすべての漁場において、
めがね、箱めがね、オケの使用はOK。
足ひれ、頭、ウエットスーツ(ゴム製品)の使用は禁止。
しっかりとルールを守って
干潮のタイミングでいざ磯へ。
みなとやゲストハウスの漁ちゃん
と
チリトリ自由食堂のTommyさん
みなとやゲストハウスの香菜さん
箱メガネとカギ、丈夫目のゴム手袋に偏光グラス、岩場専用ブーツ。
ウェットスーツ、ドライスーツは禁止なので、
まだ水温がそれほど高くない海に、もんぺで IN。
ずぶ濡れになる覚悟で来ていたので、あとは安全確認と体力勝負のみです。
干潮のタイミングとはいえ、
まだ潮が引き切っていなかったのと
それなりに波がたっていて
箱メガネで覗きながらこの場所でウニを獲るのは至難の技。
もう少し穏やかなポイントで獲ることにしました。
以下、簡単な動画にしてみましたのでご覧ください。
ふざけることはヤメないと決めた40代。
これくらいのことは普通にやります。
そこそこ数が獲れたので完全に調子にのっています。
冷たくて、岩場ゴツゴツの危険な中、
よくできました!
褒めて伸ばーす!
また潮が満ち始めてくるタイミングも体で感じることが大切です。
さあ、戻ろう。
自分でたくさんウニが獲れたことに自信を持つ長男(小3)。
こういう経験が大切です。
陸に上がって、ひとまず陽の当たるところで体を温めながらの記念写真。
想像以上に獲れて大満足の節句磯でした。
食べ物や生き物で遊んではいけないです。
ただ、こういうおふざけは、ありだと思います。
獲ったばかりのウニを早速、港で割って中身の確認です。
んんんんん。
やっぱり少なめですね。
これでは、ウニを産業にしていくのが難しいレベルです。
北三陸のうに牧場や、神奈川県水産技術センター(三浦市)のキャベツウニのような
何か、ウニのための取り組みが壱岐に必要ですね。
いくつか割ってみましたが、
どれもまだ身が少なめ。
夏に向けてしっかり太れるようなエサとなる海藻類などが
減ってしまっているのも問題ですね。
港でウニを割っていると、
地元のおじちゃん達も、今年のウニの状態が気になるようで
ぞろぞろと話しかけてくださいます。
ママに見せるためのスカシカシパン。
浜の家で、すでにパジャマに着替えて僕たちの帰りを待っていた次男は
動き回るムラサキウニで、ひと通り遊んだら、
割って、身を取り出すことに集中。
翌朝も元気なムラサキウニたちと格闘する次男(小1)。
割り方はマスターしましたね。
ウニのキバ。
身の取り方は、コツがあるので、じっくり教えるね。
ウニは、大根の葉を食べるのか?実験です。
発泡スチロールに海水を入れただけという、この悪い環境でも
数時間して、見てみると、しっかりと咥え込んでおりました!