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あやむらさき・アヤムラサキ・綾紫

[青果]

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アヤムラサキは従来のものより、より色素が多くなるように
九州農業試験場で『九州109号』と『サツマヒカリ』を交配して育成された紫芋です。
平成6年に生まれ、翌平成7年に命名登録されました。
一般的なサツマイモと比べ著しく紫色の色素成分『アントシアニン』が多く、
加熱しても濃い紫色が残ります。
驚くほど濃厚な紫です。
この色素を活用し、ペーストやパウダーなどが作られているほか、
焼酎をはじめ様々な酒類や各種飲料が造られています。

アントシアニンが非常に多くとてもヘルシーなサツマイモであると共に、
このイモは、一般的なサツマイモと比べて、低唐質です。
焼き芋にしてもあまり甘みが感じられませんが
僕はなんか、丁度良いというか、
甘すぎないサツマイモを食べたい時がたまにあるので
好きな糖度です。
加熱後も非常に濃い紫色が出るので、
加工した時の色栄えは非常に綺麗です。
デザートでお出しするとすれば、黒蜜や、粉黒糖、ハチミツの力を借りる必要があるかもしれません。

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デンプンが吹き出しています。

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筋肉マンの血管隆々的な力強いものもありました。

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金時芋と食べ比べる為に、まずは蒸し芋。
セイロで40分蒸し。

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ほっくほくですでに美味しい。
アヤムラサキの甘さは明らかに薄いです。
甘くない、紫色が濃い!
それが長所なので、これを生かして美味しく食べたいところです。

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40分蒸したアヤムラサキをさらに40分焼いて
蒸し焼き芋に。

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焼き芋特有のあの香ばしい香りが追加され、
合計80分の火入れも含め、味は濃厚になるものの甘さは大きく変わらず。
やはりこの特徴を生かすような料理で表現するのが良さそうです。

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火は入っているものの、もう少し時間をかけたほうが、
全体が真っ黄色にねっとりと甘くなる金時芋。
まだ完成形ではないのに、すでに圧倒的に甘くて美味しいです。

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さあ、何を作ろう。