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文京語(ぶんきょうご)

[記録]

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東京の中でも比較的、品のある方が多くお住まいなイメージのある文京区。
住んでいる自分が言うのもなんですが、
そう思わされる『文京語』を時たま耳にします。

『お3時に食べるおやつを買いに来たのだけど。』

時間に敬語を付けるという高度なテクニックです。

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文京区のとあるお蕎麦屋さんでの会話
店員『お客様、ご注文いかがされますか?』
文京マダム『そうね、わたくし、量があまり食べられないから二口分くらいでも茹でてくださる?』
店員『ふ、ふたくち分だけですね?大丈夫ですよ。』
文京マダム『そぉ。ありがとう。あと、生のネギもいらないわ。』
店員『かしこまりました。』

と、こんな感じのお上品文京マダムさまがこのあと驚きの発言をする!!

店員『で、ご注文はどれになさいますか?』
文京マダム『おぶっかけでお願い。』
店員『ぶっかけですね!かしこまりました!』

おぶっかけのところで、
僕が吹いてしまったのはご了承くださいませ。^^;


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先日、近所のうなぎ屋さんでお食事された後の文京マダムが
【suido cafe】に立ち寄ってくださいました。
『美味しい おうな だったわよ。』と、
うなぎに対する丁寧語。
生き物に対してのウナギというよりは、うなぎの蒲焼きに対しての言葉ですね。
寿司もお寿司と言われますから。
ただ、生き物としてのマグロを、おマグロと言ったり、おタイと言ったりはあまり耳にしませんので、
生きものが食べものになったときに、丁寧語が使われる傾向にありますね。
おうなは、自分も使いたいですね。


またまた、お蕎麦屋さんでの出来事。
杖をついた、初老の男性が一人で入店。
メニューも特に見ず、席に座る前に店員さんに一言。
『力のお蕎麦ちょうだい。』
ん??
チカラのお蕎麦???
モリモリとチカラが湧いてくるそんな蕎麦?
メニューを見ると『力蕎麦(ちからそば)』。
お餅がのっているあのお蕎麦か。
メニューにも力蕎麦と書いてあるのに、
力と蕎麦の間に丁寧語の お を挟み込んで
『力のお蕎麦』とは。
文京語の難易度は引き続き高めです。