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いわがき・イワガキ・岩牡蠣

[記録]

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真牡蠣(マガキ)は冬が美味しいですが、
岩牡蠣(イワガキ)は夏が美味しいカキです。
写真の牡蠣は2021年7月
千葉県九十九里町の茂丸さんから届いた天然岩牡蠣です。

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岩牡蠣と真牡蠣の違いは、
岩牡蠣は真牡蠣よりも分厚く大きな殻に覆われていて中身の粒も大きく、味も濃厚です。
その違いは育つ環境によるもので、
真牡蠣が育つのは波打ち際や海岸線沿いなどの沿岸部で養殖場も主に浅瀬に作られます。
岩牡蠣が育つのは海底深くの場合が多く、過酷な環境に耐えられるように殻が分厚くなったと考えられています。

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同じ牡蠣でも旬が真逆なのは、産卵の仕方にも要因があります。
真牡蠣も岩牡蠣も、産卵時期は夏場ですが
真牡蠣は秋冬から栄養を蓄えて夏の手前で一気に産卵するので
産卵直後の夏は栄養が抜けた状態で味が落ちてしまいます。
岩牡蠣は、真牡蠣のように一気に産卵せずに、数ヶ月かけて少しずつ卵を産むため、
産卵期の夏場でも栄養が抜けてしまうことがなく、濃厚な味が楽しめます。

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冬に岩牡蠣をあまり見かけないのは、どうしてかというと
養殖が盛んな真牡蠣と違い、岩牡蠣のほとんどが天然ものだからです。
海女(あま)さんや漁師さんが海に潜ってとらないといけないので
冬は寒くて漁ができず、市場に出回らないのが理由です。

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牡蠣にはさまざまな栄養が詰まっていますが、
グリコーゲンやタウリンなどが豊富です。
特に岩牡蠣はタウリンが豊富で、真牡蠣の2〜3倍含まれています。

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濃厚過ぎる岩牡蠣の身

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海のミルクというか、もはや海の生クリームです。

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そしてカキは、ポン酢や柑橘果汁で食べることが多いですが、
本枯節で食べると、ただの生牡蠣が違った料理に変わります。

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こちらは2021年7月
新潟県佐渡市真野湾の天然岩牡蠣

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たっぷりのレモン果汁にスパークリングワインを注いで飲み食べるスタイルでいただきました。こちらももはやカキ料理になります。

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2017年5月
長崎県壱岐市郷ノ浦町(いきしごうのうらまち)

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黄金岩がき祭り
に行ってきました。

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初めて岩牡蠣に触れる次男

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ばあばとはなちゃんも一緒です。

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お酒は壱岐の華の海鴉(うみがらす)

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岩牡蠣を贅沢に炭火焼きで

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岩牡蠣食べまくりのお祭りです

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長男も岩牡蠣焼き体験

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絵に描いたようなプリプリ感

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このプリプリを

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パクッといただきます!