寿司職人が船長の遊漁船、その名も『すし丸』!
佐賀県唐津市(からつし)
満島港(みつしまこう)
今回お世話になったのは、こちらの漁船。
その名も『すし丸』!!
船長の上杉仁(うえすぎじん)さんは、
福岡県福岡市
中洲川端の老舗寿司店
【博多 太兵衛鮨(はかた たへえずし)】の3代目の大将です。
創業は昭和25年(1950年)初代店主である母里トミさんが
すしを中心とした飲食店【都食堂】を福岡市舞鶴に開業したことから始まったそうです。
昭和40年(1965年)先祖である黒田節の母里太兵衛にちなんで、
屋号を太兵衛鮨(たへえずし)と改めたそうです。
僕個人的には、日焼けしている寿司職人が大好きでして
僕も大概、海におりますし、釣りの頻度の高い寿司職人の一人ではありますが、
上杉さんは、ゴムボート釣りから始まり、小型ボート、中型船と段階を踏み
ご縁あって、長崎県壱岐の漁師さんから漁船を譲り受け、
佐賀の唐津に船を係留し、遊漁船まで始めてしまったという面白すぎる寿司職人さんです。
その姿は、もはや漁師さんでした。
慣れた手つきで大海原に連れ出してくださいます。
漁船なので、大海原もなんのその。
絶壁に見入ってしまうほど迫力のある烏帽子島と灯台
今回、船上には寿司職人が二人という状況。
同船されていたお客様も、寿司期待しちゃいますよね。
船では握りませんが。^^;
釣った魚はサッと血抜きし、〆てくださいます。
寿司職人が皆、活魚を適切に〆ることができるかと言えば、
実はそうでもありません。
漁師さんや魚屋さんは活魚を〆る機会が多いですが、
全ての寿司屋さんに生けすがあるわけではないので
いざ活魚が目の前に来ると、
魚種ごとに、どこをどう〆たら良いのかとワタワタしてしまいがちです。
要するに、魚を〆ることは、これまでは寿司屋の仕事ではなかったわけです。
上杉さんは、お客様が釣った魚を、魚によっては内臓も取り出し、皮を剥ぐところまでして
お客様に差し上げていました。
ガツンと嬉しい夏の代表魚、キジハタ。
グイグイと最後まで引っ張る、マゴチの引きは、
思い出すだけで一杯飲めるほど感触がずっと残っています。
当たりはたくさんあったものの、この日の僕は小型魚連発。
どれもリリースさせていただきました。
同船されていた皆様、本当に良い方ばかりで楽しい釣行となりました。
寿司職人が船長の遊漁船、『すし丸』。
寿司と釣りが好きな方にはオススメです!
唐津城が望める満島港(みつしまこう)から出船する
【釣り船 すし丸】
ホームページに詳細がございます。
https://taheemaru.amebaownd.com/