うみぞうめん・ウミゾウメン・海素麺・Nemalion vermiculare
[海藻]
海のそうめんみたいだから、
正式和名がウミゾウメン。
ウミゾウメン目
ウミゾウメン科
昔は『縄苔（なわのり）』と呼ばれていたそうです。
福岡では『そうめん海苔』と呼ばれています。
体は細い円柱状で基部から数本が伸びています。
長さは10〜20cmほどで、普通は枝分かれしません。
色は褐色の褐藻ですが、
今回の写真はどれも陽に当たり緑色になってしまっている感じです。
ん？？
緑藻が日に焼けて茶色くなるのは聞いたことあるけど、
褐藻が緑色に変色するのか？？
粘液質に包まれてヌルヌルとした手触り。
軟骨質で弾力もあります。
波当たりの良い潮間帯の岩上などに生えています。
生や湯通ししたものを汁や酢の物の具にします。
収穫したものは灰干しにして保存されることが多いです。
ちなみに
海に潜っていると良く見かける黄色いこちらは、
完全に麺に見えますが、
軟体動物のアメフラシの卵嚢です。
これも『海素麺（うみそうめん）』と呼ばれたりするのでややこしいですね。
