ブログ

十六島海苔(うっぷるいのり)

[海藻]


島根県
十六島海苔(うっぷるいのり) の収穫風景

PXL_20211104_092816215.PORTRAIT.jpg
日本最古の天然岩のりと言われている『十六島海苔(うっぷるいのり)』。
風土記の時代から、海苔の特産地として全国にその名を知られていた島根県出雲市。
特に現在の出雲市の北端、日本海に突き出す十六島鼻と呼ばれる岬周辺の海苔は、
古来よりその名で知られていて、高級海苔の代名詞としてその地位を今でも守っています。
12月から2月までという短い期間に限定収穫されて、
冬の荒れ狂う日本海の足場の悪い岩場で『シマゴ』と呼ばれる人達によって
一枚一枚手で摘み取られています。
磯の香りがとても強く、コシのある食感が特徴です。
十六島海苔は正月のお雑煮に入れて食べれば、その年の邪気を払い、 難病を逃れる事が出来るという
言い伝えがあります。