パーラー江古田
西武鉄道池袋線 江古田駅(えこだえき)
『江古田といえば?』という問いに対して、
出てくる答えは、
『パーラー江古田』!
という人も少なくはないのではないでしょうか。
そして、
東京を代表する、いや、日本を代表するパン屋さんの一つだと思っているのは
僕だけじゃないと思います。
東京都練馬区にある『パーラー江古田』さん。
ご存知の方はそう、この似顔絵そっくりな、あの男がいるお店です。
2021年10月 久しぶりに行ってきました。
オーナーの原田浩次さんとお会いしたのは十数年前だっただろうか。
酢飯屋が東京都文京区水道にカフェ業態(suido cafe)を始めてまもなくの頃、
ぷらりとお店に入ってきてくださったのが最初の出会いでした。
いや、ただよくよく考えてみると、
さらに遡り、
僕の地元近くのパン屋さん『zopf(ツオップ)』のオープン後に
モンスター級パンサイト「この世にパンがある限り。」のみわぱんさんと伺ってからハマり、何度か通っていたので
もしかしたらそこでお会いしていたのかもしれない。
そう考えると20年近く前に僕達は出会っていた!?♡^^;
あ、そして大事なこと。
僕が20代の頃、寿司をもっと突き詰めなければいけないなと思わされたきっかけのお一人でもあるみわぱんさん。
そこまでパンを突き詰める姿勢、パンだけでなく小麦がお好きで、ビールやラーメンにまで!
当時はごくごく普通のOLさん、現在はワーママさんです。
パン好きな方なら一度は見たことがあるサイトではないしょうか?
https://miwapain.exblog.jp/
2010年10月以前のパンブログの熱量もサイトに飛んでいただければすぐにおわかりいただけるかと思います。
http://miwapain2.starfree.jp/miwa-pain/old_DIARY.html
そして、江古田駅のパーラー江古田さんにも妻と結婚する前にデートで何度か行っていたし。
改めて原田さんとご挨拶できたタイミングが suido cafe だっただけですね。
あの時から原田さんは毎年のように酢飯屋の渾身の恵方巻きをご注文くださったり、
お寿司を食べにいらしてくださったり。
本当にありがたいことです。
こちらの写真は2013年7月 次男がまだ0歳!
パンをいただき、沖縄ぜんざいで締めているところ。
僕が記憶に残る味のパンというのは、もちろんお寿司のそれとはまた違って
小麦でしか表現出来ないあの香ばしい香りはもちろんのこと、
しっかりと焼かれてカリカリになった、夏のアルプスの山々のような外側の食感、
絶妙に発酵されて表現された溶岩石のような un幾何学的な気泡構造が面白い内側の小麦のあじわい。
寿司職人だからこそ、あの感じがより非日常に感じて
無性に食べたくなるようなパン。
2015年9月12日
僕がどうしても開催したかった企画
【いろんなシェフで一頭入魂 〜酢飯屋ちゃんという牛を食べる会〜】
ぜひ原田さんもご参加いただけませんか?とお願いしたところ
二つ返事でこの企画に共感してくださった原田さん。
食材に対しての向き合い方の波長やベクトルがきっと似ているのだと勝手に思っております。
原田さんがパンではなくお寿司屋さんだったら、それはまた人気のお寿司屋さんになるのでしょうね。
パーラー江古田さんのパンで酢飯屋ちゃんのお肉がこうして愛に包まれました。
原田さん、その節は本当にありがとうございました。
さて、
先日パーラー江古田さんにお伺いした時ですが
『カジキ焼やさいサンド』なる気になり過ぎる特別メニューがありました。
これはきっと、(株)さかな人 長谷川大樹氏のカジキに違いない。^^
悩まずに即注文。
おそらくカジキの尾の身側。
キツめのスジ部分に火入することでのムチっとねっとりとした食感に変化するあの部分を
程よく焼き挟まれていました。
美味しすぎました。
そして、怒りたくなるくらい濃厚なティラミス。
イートインだけでも十分に満足なのに、
さらにこれらのパンを買って帰れるという幸せがたまりませんよね。
パン屋さんですから当たり前なことはわかってはおりますが^^;
おうちでパーラー江古田ごっこ。
このパンに釣ってきた魚をサンドして食べたい!
サンドに抜群の相性なのも、好きなところです。
あと、店頭にあったら是非購入をオススメしたいのが
『パーラーのパン粉』。
こんな美味しいパン粉でフライとか作ったら、そりゃあもう。
子供たちが釣って、さばく練習をしたアジ、アカヤガラ、キジハタ、イトヨリダイに
軽く塩胡椒をして、パーラーのパン粉でフライの準備をしていきます。
酸味があって、皮はガッチリ、中はもっちりの小麦酵母のフランスパンに
アカヤガラのフライや野菜を挟んで、シーベジタブルのすじあおのりで仕上げた
【アカヤガラサンド】
小麦酵母のガリガリ感、食べづらいんだけど美味い。
まさにパーラー江古田ごっこ
イタリア語で『スリッパ』の意味を持つ皮が厚めでバリっとした『チャバタ』。
キジハタのフライとトマトソースにたっぷりのチーズを挟んで
【キジハタのトマトチーズサンド】
外皮がたまりません!
中は気泡が大きく入っていて、塩味だけのパン『リュスティック』。
肉厚なイトヨリダイを贅沢に切り、皮目をあぶって生胡椒を効かせた
【イトヨリダイサンド】
中はしっとりしたパンなので、イトヨリダイと一緒に噛みちぎって食べられて最高!
生魚 × パン は合わせる調味料やパンの種類によっては大有りですね!
小麦酵母の酸味ある生地に厚切りベーコンと自家製粒マスタードが入った『ベーコンエピ』。
もちもちのプレーンベーグル
キャベツにベーコン、クリームチーズに梅と柚子ひじきをサンド
次は、どのパンで何をサンドしようか、今から楽しみでなりません。^^
原田さん、いつもパン的幸せをありがとうございます。
【パーラー江古田】
住所:東京都練馬区栄町41−7
ホームページ:https://parlour.base.shop/
Instagram:https://www.instagram.com/Parlour_ekoda/