月刊 専門料理 2022年9月号 / 柴田書店
表紙が石川県七尾市の【villa della pace(ヴィラ・デラ・パーチェ)】
から始まる濃厚な一冊。
今も昔も変わらず、クオリティの高い「月刊 専門料理」ですが
その中で連載されている
「突撃インタビュー やまけんが聞く!!」 にて
すし作家 岡田大介を取り上げてくださいました。
初めてやまけん(山本謙治)さんにお会いしたのは、2004年10月19日。
「銀座食学塾」が初めて開催された銀座3丁目の紙パルプ会館でした。
農畜産物流コンサルタントであり、ジャーナリストでもあるやまけんさんは
お仕事柄、出張の先々で、もちろん東京のあちらこちらでも、おすしもたくさん食べていて
独立したばかりの僕にも、色々とおすしのことも教えていただいた記憶があります。
その後も、お互いの自宅が近かったりだとか
サスティナブルシーフード研究会のセミナーにお誘いいただいたりしました。
今でこそ、よく聞く「サスティナブル」という言葉ですが
2010年2月7日、当時の日本では
持続可能な水産物を選択するにはどうしたらよいかを学ぶセミナーというのは
世間からまだまだ浮いている様子で
天然ブリ、養殖ブリ数種などを食べ比べして、なんやかんや言っていたのを今でも覚えております。
さて、久しぶりにお会いしたやまけんさんですが
当時からの、
食べて、書いて、撮って、トレーニングして、
食べて、書いて、撮って、トレーニングして
という印象が今でも変わらず、むしろすべてが洗練されていっているのだろうなと
そんな気の引き締まる再会でした。
取材当日、魚を捌いているシーンとか、おすしを握っているシーンを撮影したい!
とお願いされておりましたので、
長崎の平戸で魚を釣ってきました。
なんとその日は、僕が初めて、トップでヒラマサを2本仕留めた記念すべき日でして
そのヒラマサをやまけんさんに食べていただけるという最高のタイミング。
さすが! やまけんさんの引きの強さを感じました。